摂食障害カウンセリングの卒業が決まる時

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

なんとなく通院を続けて。
診察室に入って、会計して、次の予約して。
そして、また受診して。

そんな繰り返しを「摂食障害の治療」だと思っていませんか?

いつになったら、終わりになるのかも分からず。
何がどうなる事が、『治った』ことなのかもわからないまま。

なんとなく、続いて行く通院。

私が、摂食障害の頃、とても不安でとても不満を抱いていたことの1つです。

だから、現在の摂食障害専門カウンセリングでは、ハッキリ示しています。

■回復ゴール

・症状ゼロ
・社会生活の安定

こうした状態が続いていくと、ほぼ同時期に、クライアント様からも私からも卒業の話が沸いていくのです。

このタイミングが、一致することが多く、そこにも感動します^^
これも大事な【感覚】の1つです。

「今の継続コースが終わる●日で卒業にしようね」

私がそうお伝えする時、大抵のクライアント様は目に涙を浮かべます。
これまでの長い道のりが一気に思い出されるのは、私も同じです。

回復が停滞していた時期、
真夏に汗びっしょりで通ってくださった日、
変わろうとしても変われない自分に苛立っていた時、
治ることを諦めようとしていた時期・・・etc.

いろんな場面が、映像のように思い出されていくのです。

そうした日々を共に過ごしてきたからこそ、
卒業という段階まで歩んでこれたのです。

おめでとう。

これからも、慎重に、ずっと慎重に生きていくことを忘れないでいてください。

心がムリをし過ぎたり
身体にムリをし過ぎたり
小さな不調のサインを見逃したり
感じている自分にフタをしたり・・・

そんなことが重なれば、
すぐに、「昔の自分」がムクムクと大きくなってしまうのです。

回復がまだまだの方も
卒業に憧れる方も
卒業が間近になった方も、

ぜひ、【完治】についての考え方、もう1度読み直してみてください。