太らない生活:私がいつも実践していること。

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

「どうして太らないんですか?」

とてもよくいただくご質問です。

以前のメルマガで取り上げました際には、
「気持ち」に焦点を当ててお届けしました。

覚えている方も、初めての方も、もう1度こちらでお読みください。

気持ちの部分が変わることが、
私にとっては、先だったと記憶しています。

そして、気持ちが変わった後から現在の「意識していること」を実践編としてお届けします。

(1)太る・太らないを決める3つの生活習慣

(2)「一生太らない」とは考えない

(3)「食べ方」よりも「在り方」

(1)太る・太らないを決める3つの生活習慣

「太る・太らない」に限らず言えることですが、
心身を作っているのは、この3つだと思っています。

食事
運動
睡眠

当たり前過ぎますよね^^;;

■食事について

拒食過食がない。
今の私が「太らない」理由として、コレが1番大きいと思います。

一回の過食では太らない、とも言われます。
きっと事実だと思います。

その場で体脂肪が増える・増えないの話をしているわけではなく、。。。

長期的に太らない体に変わった理由は、拒食過食がないこと。
身体にとって急激な変化はダメージが大きいと思うからです。

身近な例で言えば、天気予報でよく聞く言葉のはずです。

寒暖差の激しい日が続きます。
体調管理に気をつけましょう。

差が激しい

体調を崩しやすい

という意味ですよね!?

だから、

食事の差をなくす

身体も一定になる

ということです。

■睡眠について

私の摂食障害は約7年だったと書いていますが・・・
その間、ずーっと不眠でした。
摂食障害のラスト2年くらいは、過食よりも睡眠のほうがメインだったかもしれません。

今の私が「太らない理由」も、睡眠が改善されたことも大きいです。

・夜眠れるから、翌朝心身がスッキリ
・「眠れない不安」がないから、夜も気分が落ちない
・薬で無理やり寝ていないので、熟睡感・満足感がある

さらに、ちゃんと眠れるので、

・昼間、やりたいことができる
・過剰な食欲が出ない
・1日の区切りがつく

という2次的ないい効果も感じています。

■運動について

繰り返し書いていますが、特別なことはしていないです。
元々、運動が苦手でキライです。

今、「意識していること」としてあげれば、
「ながら運動」です。

以前のメルマガにも書いていますが、
姿勢は、インナーマッスルの強化に役立つと言われています。

時々、つま先立ちをするとか、
寝る前に、気が向いたらストレッチするとか、
たまには、エレベーターではなく階段を使うとか・・・etc.

頑張って運動することは、絶対に無いです。
必死のスポーツジム通いで、心身がダウンした経験がありますから。

(2)「一生太らない」とは考えない

同時に、いつも意識していることがあります。
それは、「太りやすい身体」であり、
「太る可能性がある身体」です。

最近は、ほぼ同じ体型・体重ですが・・・
この先「一生太らない!」なんて考えていません。

よくテレビや雑誌に「一生リバウンドしないダイエット法」などがありますが・・・
「一生」のことは、「一生」を終えてみないと分からないのではないでしょうか?

これは、私の「完治についての考え方」と同じです。
完治についての考え方

体重・体型も、年齢と共に変わる可能性があります。
だからこそ、「安心し過ぎない」でいることが大事だと思っています。

(3)「食べ方」よりも「在り方」

コレが実践編の中で、1番お伝えしたいことです。

話は、私が拒食症真っ最中だった頃までさかのぼります。

拒食だけだった当時は、
過食になることも
過食嘔吐することも、
自分の身に起こるなんて、考えられませんでした。

体重が増えることが何よりもイヤでした。
さらに、「治った人」に会ったことが無かったので、一体どういう経過をたどっていくのか・・・不安しかありませんでした。

そんな頃、テレビで観たのは・・・
フィギュアスケートの鈴木明子さんの姿でした。

当時、まだ選手だった頃ですが、「摂食障害を克服して・・・」という言葉がついていました。

私がテレビで観た映像。
そこに衝撃を受けてしまいました。

注意:当時の私が感じた印象をそのまま記載致します。

「こんなに太るくらいなら、治らなくていい」

拒食の私は、そう感じていました。

ガッシリした足とお尻。
その映像が、スケートよりも、強いインパクトとして残りました。。。

この衝撃は、かなり長く引きずりました。
過食になって、体重がどんどん増えていく最中も、いつも蘇ってきました。

けれど、私の心の回復と同時に、だんだんと変わっていったのです!
以前のブログ記事にも書いていますが・・・

「痩せるよりも、痩せて見えるほうが大事!」

それに気づいた時、上記の鈴木明子さんの映像からの衝撃が和らいでいきました。

水着を着ることもない。
レオタード姿をドアップでカメラに撮られることもない。
撮影が全国放送になることもない。

だから、「見える範囲」だけが「ちょっとイイ」なら、それでいい。

この「ちょっとイイ」が現在にも続き、私のキーワードです。

摂食障害真っ最中の頃、
「治った人」に会ってみたかったです。

「治った人」は、
「ちょっとイイ」と思える見た目で、
「ちょっとイイ」と思える仕事をして
「ちょっとイイ」と思える暮らしをして・・・

「治った人」がそういう人であってほしかったです。

摂食障害真っ最中の頃の私であっても、「治った人」に求めることは「完ぺきな姿」では無かったのです。

モデルみたいに綺麗じゃなくてもいい。
完ぺきなプロポーションじゃなくてもいい。

それでも「ちょっといいなぁ」と思える姿。
それを求めていたと思います。

それが、現在の私が求める「在り方」そのものです。

摂食障害の頃の私が、今の私を見た時、
「ちょっといいなぁ」と思える姿。

それが今の私が目指すところであり、
求める【在り方】なのです。

だから、過剰に太ることも良くないと思っています。
過去の自分がガッカリすると思うから。

生理が止まるほど痩せるのも良くないと思っています。
過去の自分がガッカリすると思うから。

健康なら見た目なんてどうでもイイ!という考え方もありません。
過去の自分がガッカリするから。

ただ、それだけです。

今、自分のことがイヤでイヤで、どうしてこんなに太るんだろう???

そんなふうに体型ばかりが気になって
体重に振り回されている方こそ、

「生き方」
「在り方」

に意識を向けて欲しいのです。

今の自分から「数年先の自分」へ。
どんな見た目になったら、嬉しいですか?
どんな場所にいたら、嬉しいですか?
どんな仕事をしていたら、嬉しいですか?

摂食障害の心と向き合うことは、未来を描いていくことでもあるのです。

過去・現在・未来。
その3つは、繋がっています。
繋がっているからこそ、あなた自身で変えていくことが可能なのです。

共に未来を描いていくカウンセリング。
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