「どうして太らないんですか?」私の回答:気持ち編

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

「綾子先生は、どうして太らないんですか?」
「結構、食べるんですね」
「いつから食べても太らない身体に変わったのですか?」

かなり頻繁にいただく声です。
気になりますよね~。

何か、特別なことしてるんじゃないか?という疑問。
運動をひそかにしているんじゃないか?という疑い。
実は、元々痩せている身体だったんじゃないか?という疑問・・・etc.

きっと、たくさんの疑問と疑いがあることと思います^^;;

私自身も摂食障害こ頃は、こう思っていました。

当時の自分については、
「ちょっと食べるとすぐ太る身体」
「世の中で1番太りやすい身体なんじゃないか」

周りの痩せている人たちについては、
「自分とは別世界」

だから、きっと当時の自分が今の自分の姿を見たら、信じられないと思います。

では実際、どうやって今の体型をキープしているかというと・・・

特別なことは何もしていない

です。

ホントに。
何も義務でやっていることも、頑張って制限していることもありません。

でも、いろんな面から考えてみると、意識していることはあるように思います。
そして、考え方が変わったことも大きく影響していることと思います。

意識していることは、
食だけではありません。

そして、考え方が変わったからこそ、【食だけではない】と言えるのです。

今回は、【考え方】に焦点を当ててお伝えしていきます。

■体型についての考え方(変化したコト)

(1)「食べちゃダメ」が1番太る食べ方
(2)食・運動以外で、体型が変わるもの
(3)痩せるよりも、「痩せて見える」が大事!

公認心理師・中村綾子
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著書一覧

(1)「食べちゃダメ」が1番太る食べ方

コレ、本当に大きいです。
同時に、辞められない方も多いです。

少なく食べよう、減らそうとばかり思っている方。
カロリーは少ないほどイイと思い込んでいる方。
食べることを醜い行為・ダメなことだと思っている方・・・etc.

とてもとても多いです。

でも・・・・

食べるって、ホントは大切なことです。
コンビニの商品でも、開発担当の人が汗水たらして考えて、いろんな審査を通って、やっと「商品」になったはずです。

野菜・果物・肉・魚は、
生きているものを食べて、
私たちは生かされているのだから、
それを否定するような考え方って、ホントは失礼な考え方なんですよね。

カロリーだけでは判断できません。
世の中の「痩せる食べ物」は、流行があります。

食べたい!っていう自分に
食べちゃダメ!っていうことは、
大きな自己否定なのです。

つまり、「食べちゃダメ!」は、24時間自己否定を続けてしまっていることなのです。

太るって思って食べると、
同じケーキでも、太るのです。

美味しいって思って食べると、
あなたの心と身体を元気にしてくれます。

過食に悩む方のカウンセリングでよくお伝えしていることがあります。

過食すると、その後は家でひたすら落ち込む。
でも、友達とケーキバイキング行くと、その後ショッピングに行く。

違いは歴然ですよね?!

「食べちゃダメ」を辞めること。
自分で自分に「食べていいんだよ」と言ってあげることは、実は体型維持にも役立つのです。

(2)食・運動以外で、体型が変わるもの

カロリーばっかり
痩せることばっかり
太っている自分への否定ばっかり・・・

そんな時には、「食・運動以外」には目は向かないかもしれません。

摂食障害の頃の私も、他には目が向かなかったからこそ、スポーツジムで必死に運動していたのだと思います。

食・運動以外で体型が変わることに気づいた、それらを認められるようになったのも、心の変化だと思っています。

具体的には、

姿勢
メイク
髪型
表情・・・etc.

この中でも姿勢と表情は、特に大事だと思うようになりました。

今も猫背になりやすくて、自分のイヤなところの1つですが・・・
姿勢って、見た目を変えると思っています。
そして、誰も見ていない時にこそ、どこまで意識できるかだと思います。

さらに、表情!

笑っていますか?
自分の笑顔、好きですか?

カウンセリングでお会いする方は、
悩んでいるからお越しになっていることと思いますが・・・

真っ暗な表情は、さらにツライ現実を引き寄せてしまいます。
世の中の不幸を1人で背負った顔していませんか?
誰も分かってくれない!と超・悲観的になっていませんか?

あなたが逆の立場だったら、
暗い顔の人とお友達になりたい!って思いますか?

きっと、笑っている人のほうに引き寄せられるはずです。

無理して笑うのではなく、
笑いたいから笑う。

楽しいことが沢山起こるのではなく、
自分から楽しい!と気づいていく。

気づく心
喜ぶ心

心が変わると表情も変わるのです。

私が回復してきた頃、摂食障害の頃を知る婦人科医の先生にこう言われたことがあります。

「治ると変わるんだねー!
中村さんと言えば、ノーメイクで不愛想だったのに!
治ると人相まで変わるんだね!」

かなりケラケラと笑いながら言われました(笑)。
人相って、あんまりいい意味の時に使われない気もしましたが(汗)。

変わるんですよ、人って。
心ってスゴイから^^

(3)痩せるよりも、「痩せて見える」が大事!

私は、無理やり痩せることは良くないと思っています。
でも、身体の健康に悪影響があるほどの体重増加も良くないと思っています。

摂食障害の場合、
痩せすぎばかりが取り上げられますが、
その逆もやっぱり良くないのです。

私が考える体重基準はこちら。
痩せすぎでも太りすぎでも、まずは身体の治療優先です。

そのため、この「痩せるより」は、ホントは太っていないけど「痩せないといけない!」と思い込んでいる人限定のお話です。

「痩せてみえる」とは、カンタンに言えば「着やせ」です。

普通、年中何かの服は着ているのだから、
服を着た状態で「ちょっと痩せているかも」という位に見えればOKなのです。

私はパン教室時代(前職)にこれに気づきました。
当時、嫌でたまらなかった体重でしたが、
生徒さんからよく言われたいたからです。

「先生、痩せているよねー」
「パンばっかり食べているのに、どうして太らないの?!}

つまり・・・
パン教室時のエプロンをつけている限り、「見えないんだ!」と気づいたのです(笑)。

だから、痩せなきゃ!と必死になっているより、
服を選ぶことを楽しむこと。

現在のカウンセリングを仕事にした後ですが、
服の講座を受けて、プロからアドバイスをもらったことがあります。

それまで、服なんか・・・という気持ちで、それほど買い物が好きではありませんでした。

でも、その講座後は、「服が好き!」に変わりました。
さらに、「服を選ぶこと・服について考えること」が楽しい時間に変わりました。

着やせは、体型で気に入らないところを痩せさせるのではなく、ごまかすことに役立つと思っています。

私の場合は・・・
二の腕です^^;;

時々、私自身の写真をブログに載せていますが、
どの写真でも絶対にノースリーブを着ている写真は無いはずです。

なぜなら、隠しているから(笑)。
二の腕を。

数年前ですが、友人の挙式の際、どーしよーと悩みました(一時的に)。
ダンベルでもやろうかな?と思ってものの数日で挫折。
たどり着いたのは、カモフラージュすること!

ヒラヒラしたデザインのボレロを購入。
ノースリーブだったワンピースにちょうどよく合っていました。

で、カモフラージュ成功(笑)!

そんなウラ事情を知らない別の友人からは、

「あやちゃん、ヒラヒラしていて可愛い!」とお誉めの言葉をいただきました(笑)。

そんなもんなのです。体型って。

だから大丈夫。
意識が変われば体型は変わる。
体型が変わるために、まずは意識を変える。

それが摂食障害の心が治るっていうことなのだから。

私が痩せなきゃ痩せなきゃと思っていた頃、
友人が試着室から出てきて、こう言いました。

当時の私だったら、絶対に言えない言葉をフツーに。。。。
あ~、びっくりでした。当時は。