不眠で過食で、パンに救われた摂食障害時代のお話。


摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

摂食障害時代は・・・
いつもいつも不眠に悩んでいました。。。

今から振り返れば、
「眠れなければいけない」という思い込みのほうが問題でした。
けれど、心療内科・精神科に行っても、そうした思い込みを指摘してもらえることはなく、ただただ薬がどんどん増えていきました。

さらに。。。
処方された薬を飲んでも、
全然眠れない・・・という状態が続いて行きました。

眠ろうとしても、
眠れない。
眠れないから不安でいっぱい。
不安だから、何か食べたくなる。
一旦食べ始めると、すごい過食・・・

こうしたことを、毎晩毎晩繰り返していました。
そんな中で、「何かやることがあれば、不安にならないかも!?」と思いつきました。

それが、夜中のパン作りの始まりでした。

24時くらいに、一旦ベッドに入って、
でも眠れなくて、午前2時くらいからゴソゴソ。

レシピを探して、
どのパンを作るか選んで、
材料を出して、
ノソノソと計量して、
パン生地をこねて、
発酵して・・・
そして、焼く。。。

かなり手際も悪く、
カンタンなレシピなのに時間がかかっていました。
でも、時間がかかることが眠れない私には、とてもよかったです。

そして、5時~5時半くらいに焼き上がり。

普段、何も体を動かさない私が、
パン作りという1つの作業を終えると、適度に疲れ、
疲れて眠くなる・・といういいパターンが出来ました。

焼きあがる頃に、
両親が起床して、
パンを預けて、私は就寝。

完全なる昼夜逆転でした。
それでも、両親は何もいいませんでした。
むしろ、夜中に私が荒れて過食するより、家の中で平和なパン作りのほうを推奨していました。

焼き立てのパンは、
そのまま両親の朝食になっていきました。

不眠で、過食していた私が、パン作りに救われた思い出です。

だから、パンは恩人!(人じゃないですが(笑))。

ごく最近、ハマっている電子レンジ使用のパン作り^^

この時で、3回目。
さらにレシピをアレンジしてみたら、、、、ちょっとパサパサ(涙)。

でも、ナッツ入りのパンが大好きなので、ミックスナッツを粗みじんにしていれました!
とりあえず、食べられる状態には出来上がったので、満足です^^

・・・

摂食障害で、食が上手くいかなくなると、いろんな症状が出てきます。

私のように、
夜眠れなくなる人も多いです。

空腹すぎたり、
低血糖になったり、
昼間のガマンが爆発して、夜中に「記憶にない過食」が起こったり。

夜中のパン作りは、
「その場しのぎ」に過ぎません。

「その場しのぎ」だけでは、摂食障害が治ったとは言いません。
でも、「その場しのぎ」だけでも、救われる心がありました。

救われたからこそ、のちにパン作りを仕事にしよう!と思いついたのです^^
そんな思いつきから始まった、初めての起業。
失敗ばかりだったからこそ、次につながったのです。