摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
年末年始に実施しましたプレゼント企画です。
メルマガ読者様から頂きましたご質問に、私カウンセラー中村綾子は回答していきます!
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ただし、いただきましたご質問から、こちらの判断で言葉を補ったり質問の内容を一部修正したりしていることをあらかじめご了承ください。また全ての摂食障害の方に当てはまるとは限りませんことも、併せてご了承ください。
◆メルマガ読者さまからのご質問
姉妹(中3・中1)で拒食症です。
妹は、姉への対抗意識か強く、「姉は父母に見てもらえる」「姉はずるい」「いなければよかったのに」等と親によく言います。
また、自分の思いをなかなか出そうとしません。
どのような声掛けをすればよいか、どのように接していけばよいか悩んでいます。
いただきましたご質問はメールなので、お嬢様方の状態がわかりかねますが・・・
摂食障害全体に言えることは、「心の病気の大前提」です。
そのことを踏まえた上で、ご家族の「声掛け」「接し方」について回答していきます。
摂食障害の大前提とは
まず、大前提があります。
ご質問をいただきました方は、「姉妹で拒食症」とのことですが、拒食・過食・過食嘔吐の症状を問わず、「命のキケン」をきちんと判断することが大前提です。
キケンの場合(少なすぎだけではなく、多すぎの場合も)、身体の治療が最優先です。
身体の治療が最優先の場合は、治療者との相性も、病院選びも、言葉がけも、何も必要ありません。
とにかく、「命のキケン」の状態から脱することだけを第一に、すぐに病院に行ってください。
お嬢様が行きたくないというから・・ではなく、強制的にでも行くことが必要です。
親子は、「鏡の関係」と知っていますか?
親子関係に限らず、多くの対人関係で言えることです。
それは、「鏡の関係」です。
相手の姿は、自分そのもの。
つまり・・・
「お嬢様が自分の思いを出そうとしない」ということは、
「お母様も、自分の思いを出そうとしていない」ではないでしょうか?
他には、
・言いたいことを言わない。
・気持ちを言葉で表さず、すぐに黙り込んでしまう。
・イライラすると、物にあたってしまう。
などが、摂食障害のご家族によく見られます。
当てはまるものは、ありますでしょうか?
お嬢様 対 お母様 だけではなく
お母様 対 お父様 の間ではどうでしょうか?
もし、ご夫婦の間でいうなら
・言いたいことを言わない
・気持ちを言葉で表さず、すぐに黙り込んでしまう。
・イライラすると、物にあたってしまう。
ということはないでしょうか?
その場合、お嬢様はそのパターンを「学習」してしまっている可能性があります。
親子関係は鏡の関係。
そこが、腑に落ちれば、変えていくことは自然と分かりますよね^^
摂食障害という病気の根本から「言葉がけ」がわかります
お母様のための摂食障害相談でもお伝えしていますが・・・
摂食障害の接し方のためには、摂食障害をきちんと理解することが必要です。
摂食障害は、心の病気。
摂食障害は、家族でかかえる病気。
そして、摂食障害は、難病。
これらを、ホントに納得できているでしょうか?
ただ食べられないのではなく、
ただ姉妹で比べたいのではなく、
ただ構ってほしいのではなく
とても長い間、お嬢様方の心の中にひそんできた想い。
それが限界に達したからこそ、「食べる・食べない」というカタチで訴えているのです。
言葉がけをするなら、
お母様が、本音・本心の言葉を、言ってあげてください。
接し方を変えるなら、
過去をきちんと振り返って、
摂食障害をただしく理解してから
何をしてほしかったのか
何をすればよかったのか
何なら、今からできるのか。。。
そうしたことを、1つ1つ書き出したり、考えたりしてみてください。
これまでと
これからの接し方。
ぜひ、丁寧に説明していきましょう。
動画でも学べます。
【動画】摂食障害接し方セミナー