【公認心理師試験】模試の結果を、どう考える?

第4回公認心理師試験を受験予定の方
模試を受験するかどうか迷っている方
すでに模試を受験して結果に落ち込んでいる方

などに向けて役立つ情報をお届けします!

改めまして、カウンセラー中村綾子です。
第3回公認心理師試験を受験し、合格しました(登録証はこちら

公認心理師試験の受験勉強中からリアルな勉強の様子を、このブログではお届けしてきました。

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これらの経験を踏まえて、今回は模擬試験の結果についての考え方をお届けします!

模擬試験は、すぐに自己採点しよう

どの模擬試験を受けるか?という時に「フィードバックが充実しているところがいい」という意見があります。
しかし、私はあまりフィードバックを重視していませんでした(そしてコレでよかったと思っています)。

理由は、フィードバックが送られてくるまでに時間がかかるからです。

注:「フィードバック」とは、試験結果に基づいたコメント一覧のことを指します。

模擬試験は、会場受験でも自宅受験でも、とにかくすぐに自己採点することをおすすめします。

正解・不正解の判別
点数の計算(模擬試験によって配点ルールが異なります)
成績入力

ラストの成績入力は、自分でエクセルなどに入力し、一覧を作っておくと便利です。
今後、再トライした時にも成績の変化が分かりやすいですから。

正答率と順位でチェックすること

模擬試験を受験してチェックすることは2つです。

(1)正答率
(2)順位

正答率は、自己採点後、すぐに計算することができます。
順位は先ほどのフィードバックが送られてきてからしかわかりませんが、特に順位が分かるからこそ、模擬試験を受験する意味があると思っています。

それぞれについて解説します。

公認心理師試験:模試の正答率をどう考える?

ご存知のように、公認心理師の試験本番では正答率60%が合格ラインです。
とりあえず、模試の正答率が、60%を超えていることを確認しましょう。

正答率が60%を超えていても、実際に自己採点していると真っ赤になる答案用紙に、私は茫然としましたね。

60%を超えていても

・なんとなく正解だったところ
・分からなかったけれど、なぜか正解になってしまったところ

など、「ホントに理解して正解だったところ以外の正解」が結構含まれていますよね。

そうした設問こそ、じっくりと解説を読んだり、ネットで調べたり、類似の過去問で再確認したり。

1問1問やっていくと、途方もない作業に感じますが、コレが大事です!

公認心理師試験:模試の順位をどう考える?

模試の順位は、「半分より上にいること」を意識しましょう。
私は、はじめての模試からコレを意識してよかったと思っています。

理由は、公認心理師試験の合格率は約50%だからです。

ただし、模試の受験者数は、実際の公認心理師試験の受験者数よりずっと少ないです。
あくまで、模試の受験者という少ない母集団の中での順位になりますが、それでも「全体の立ち位置」を知る唯一の機会ですから、順位はやはり意識していきましょう。

模擬試験は、「本番対応力」を磨く唯一の機会

このブログでは、「模擬試験を出来るだけたくさん受けよう」と繰り返しお伝えしています。

理由は、社会人になってからの「本番対応力」を磨く機会は、とても少ないからです。

高校時代を思い出してみてください。

日常的に、たくさんの試験がありました。

中間試験
期末試験
実力考査

さらに、学校内で模試が実施されたり、自ら外部の予備校などの模試を受験しに行ったり。

たくさんの試験を経験した後に、受験本番がありました。

一方、公認心理師試験は同じではありません。

私は計6回の模試を受験していましたが、公認心理師試験の当日は「いきなり本番が来てしまった」という気分でした。

受験勉強というと学力アップばかりに目が向いてしまいやすいですが、本番対応力をあげる勉強こそ合格につながる勉強だと思っています。

公認心理師試験の本番対応力については、こちらの本でくわしく記載しています。