摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
国家資格・公認心理師を持つ唯一の摂食障害専門カウンセラーです。
今回は、摂食障害の治し方として、「一般的な病院以外で利用したところ」の実体験をお伝えしていきます。
あくまで個人的な経験談ですが、なかなか回復していかない方に少しでも参考になれば幸いです。
*私の場合、摂食障害の通院(精神科・心療内科)は、鍼灸に通っていた時も変わらず併用して通っていました。
摂食障害で味覚異常!??
摂食障害の約7年間はいろーんなことがありましたが…「身体の不調」も結構たくさんありました。
ある時期には
・微熱
・味覚異常
・身体が痛い
・リンパ腺の腫れ
・倦怠感…etc.
などが数か月にわたって続きました。
特に味覚異常がホントにつらかったです。
私の場合は、「口の中が常にしょっぱい(塩辛い)」状態になりました。
そのため、お味噌汁もお浸しも食べられなくなり、でもお腹はすくので甘いモノばかり…という体重に一喜一憂している摂食障害の最中には、ダブルでツライことでした
数々の検査を繰り返したもののハッキリせず、次回骨髄検査も…と言われるまでになってしまいました。
どーしても骨髄検査だけは避けたかったので(すごくイタイらしいので)、どうにかしないと!と検索し続け、鍼灸にたどり着きました。
鍼灸にたどり着いた理由
「口の中がしょっぱい」についてネット検索し続けると、
東洋医学的の「腎」
が影響しているという記載にあたりました。
*「腎」といわゆる腎臓は別です。
検査数値には表れない不調も、東洋医学なら説明がつくのかもしれないと思いました。
ただし、鍼なんて恐ろしくて怖くて、自分はぜったい受けないモノと思っていたので、そこに挑戦することはとてもとても勇気がいりましたし、当初は涙目になりながら鍼灸治療を受けていたこともあります。
また、鍼灸師さんの選び方もカウンセリング同様、相性がすごく大切なので、上記の全身不調の時期だけでも、鍼灸院を5ヶ所くらい転々としました。
全身不調(特に味覚異常)で、鍼灸を受けてよかったことを挙げてみます。
全身を診る
コレ、ほんとうは1番大事なことですよね。
でも、一般的な病院では、
頭が痛い→脳神経外科
味覚→口腔外科
ダルイ→循環器科
微熱→内科(私の場合は膠原病を疑われ、膠原病内科)
というバラバラの診療科に行くことになってしまっていました。
しかし、「私」という一人の「人」なのに、自分の身体がバラバラに引き裂かれるように感じました。。。
私が理解している範囲ですが、東洋医学では、全体を診ることを大切にしていますし、
・気の流れ
・水の流れ
という循環で滞りがないかを確認するようです。
こうした考え方は、今も好きです。
温めることの大切さを痛感
今でこそ「温活」という言葉がかなり一般的ですが、当時はまだ…という感じでした。
私が冷え性なのは幼いころからなので、「寒くて当たり前」と考えてしまい、あまり温めることに一生懸命にはなっていませんでした。
そんな時、鍼灸で教えてもらったのが、ペットボトルの湯たんぽと、貼るお灸です。
せんねん灸 太陽 火を使わないお灸(60コ入)【せんねん灸】
お灸というと、火を使うものが多いですが…こちらは「火を使わないお灸」です!
貼り付けたまま、日常生活ができますし、推奨はされていないかもしれませんが、貼り付けたまま外出もできます。
これは、超・愛用!
今も愛用中です!
たとえば、先日のように東京出張して、急に冷え込んだ時はホテルに戻った後に足にお灸していました。
1つずつパキっと割って小分けして持ち歩けるので、出張時のスーツケースにはいつも入れています!
あと生理痛や肩こりなど、摂食障害ではない方でも日常的に使えるのでオススメです。
一応、ツボの解説も同封されていると思いますが、場所はだいたいでOKみたいです^^
よかったら、日常的に取り入れてみてくださいね♪これからの季節、ますます重宝しそうです!
せんねん灸 太陽 火を使わないお灸(60コ入)【せんねん灸】
水の飲みすぎを指摘される
水2リットルというモデルさんの話がよくありますが…実際、ふつうの生活をしている人にとって「水をわざわざ飲む」ことは必要ないようです。
特に、摂食障害の頃は「食事」がきちんととれていない状態だと、何かと身体は冷えタイプに傾くと言われています。
(過食は内臓に無理やり残業させているようなものですから)
私は幼いころから冷え症だったにもかかわらず、カナダでの生活習慣が抜けきらず、いつもペットボトルを持ち歩いて水を飲んでいました。
でも、味覚異常を含め、微熱など全身不調が何か月も続いて、はじめて鍼灸でちゃんと治そうとしたときに、水の飲みすぎを指摘されて、ようやくやめることができました。
・ペットボトルの持ち歩きは遠出する時のみ&1本のみ
・水より白湯
・水より栄養の在る食べ物を摂る…etc.
などを心がけるようにしました。
味覚異常は、どう変化したか?
上記のとおり、相性のいい鍼灸院が見つかるまで数か月かかりました。
週2~3日の頻度で通っていたと思いますが、劇的に変化したというよりすこーしずつ「口がしょっぱい」という症状が治っていき、ある時お味噌汁が普通に飲めた時は感動しました!
その後も、水を飲むことを制限したり、温めることを続けています。
摂食障害の最中、いろんな症状が出ることがよくあります。
私の場合は味覚異常をはじめとする全身不調でしたが、他の症状に悩まれている方もいらっしゃいます。
・どんな症状が出やすいの?
・どんな治療を探したらいいの?
・どんな風に考えたらいいの?
ということも、ご質問していただけます。
ぜひ、質問タイム&懇親会の時間をフル活用してくださいね♪
↓↓↓
10/30(土)摂食障害セミナー&懇親会を、名古屋で開催します!
久々のリアル対面できるセミナーです!
お母様対象です。
転院10回の摂食障害専門カウンセラーがお伝えする病院の選び方
治った後だからこそお伝えしたい、1番のメッセージとは?
2時間に、セミナーと質問タイムと懇親会をぎゅっと凝縮しました!
コロナ禍で悶々としたり、お嬢様の回復がなかなか進まなかったりする方こそ、セミナーでお会いしませんか?