私の後悔:両親の結婚記念日に思う事

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

先月ですが・・・
両親の結婚記念日でした。

プレゼントはこちらを贈りました^^

ミッフィーのマグカップ。

結婚記念日のかなり前から、「何がいい?」と聞いていたら、

「マグカップを替えたい」と母がいい、

どんなマグカップにするか探し続けている時に、
生協のチラシで見つけてひとめぼれ^^

生協の注文日には都合が合わなかったので、アマゾンで購入しました。

事前に母に画像をおくると、
「お父さんには可愛すぎるけど、いいよ」というお返事。

要するに、「お父さん」には、「可愛い過ぎ」。
でも、自分(母)にはOK

そんな意味だと解釈し、そのまま注文です(笑)。

可愛いものなら、何でもOKです。
ラクな人で、良かったぁ~。

今は実家から離れて暮らしているので、両親と会うのは1年に数回。
実家に帰ることも、かなり稀です。

両親に会うたびに、思うこと。


後悔

これしかありません。

両親の顔を見ると、「老けたなぁ~」と想い、

両親の体調不良の話が出ると、「はぁ~~~」とため息が出て、

両親と同世代の人が他界されたニュースを観れば、「・・・」と落ち込む。

そればっかりです。

私が摂食障害だったのは、両親が50代後半から60歳前後。

そんな年齢の時期に、
私は両親を巻き込み、振り回し、金銭的にもずっと依存して生きていました。

本来なら、仕事を定年退職し、
ゆっくり老後の計画を・・・なんて考えるはずの時期に、

私という「摂食障害の娘」がいて、
時間もお金もエネルギーも費やして・・・
本当に後悔しかありません。

後悔しても、過去には戻れないし、
後悔しても、摂食障害の時期を「無かったこと」には出来ません。


だからこそ、これからをちゃんと生きていこうと思うのです。

ちゃんと生きていくとは、私自身が、「たのしい」を実践していくこと。

ちゃんと生きていくとは、今摂食障害真っ最中の方にも、
治ることが当たり前という認識を広めていくこと。

それが、カウンセリングという仕事を通して、お伝えしていきたいことです。

今、あなたが摂食障害真っ最中なら、

摂食障害になって、何もかも終わり!と思っていませんか?

いつ治るんだろう?と出口の見えない迷路に入り込んだように、
絶望しかない日々を過ごしていませんか?

社会から置いていかれたような錯覚に陥っていませんか?

確かに、摂食障害は難しい病気です。
私自身も経験済みです。

治るまでに7年という年月を費やし
「分かってくれる人」を治療者に求めても上手く行かず
大量の薬を処方されてフラフラになったこともあります。

そして、治るまでの道すじを教えてくれる治療者にも出会うことは出来ませんでした。

回復と社会復帰のむつかしさ、
それを相談する場所がないことにも絶望を感じてきました。

けれど・・・

摂食障害は治るのです。

治って、普通の生活が当たり前のように送れる日が必ず来るのです。

食べることがフツー
体型もフツー

それだけではなく、社会の中で、仕事を持っていきていくこと。
その生活も、フツーになるのです。


摂食障害が治ることは当たり前

私は、これからの人生を「ちゃんと生きて行く」ためにも、
こうした認識を社会に広めていきたいのです。

あなたも「治る人」なのだから。

「治る人」に変わるために、
「人」と出会ってください。

「治る人」に近づくために、
「人」にちゃんと頼ってください。

人は人によってしか変わらない

つまり、「人は人によって変わる」のです。