食べても太らないモノ。真っ白い食パンが教えてくれるもの。

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

真っ白の食パン。

食べることを避けていた時期がながかったです。
17歳で始まったカナダ留学では、
ホストファミリーの健康志向で「茶色いパン」がフツーでした。

当時の私にとっては、「美味しくないもの」でした。
でも、カナダ人の多くは肥満体で、
一体何をどう食べたらいいのか、
彼らの言っていることが、ホントに正しいのか、
全然分からなくなっていきました。

その後、拒食になっていくと・・・
私も同じように「白いパン」を避けるようになっていきました。

口では「体にイイから」と言いながらも、
ホントの心は「白い炭水化物は太る」という気持ちに縛られていました。

拒食だけの時は、
それでよかったのかもしれません。

でも、いつの間にか食べたいっていう気持ちが、
心の上のほうまで上がってきたとき、
「真っ白なパン」は、
食べてはいけないものなのに、
「食べたい」という気持ちがあがってきているような。。。。

でも、そう思ってはいけないという気持ちが同時にあって、

食べたいのか、
食べたくないのか、
食べたいのに「食べちゃダメ」って自分が言っているのか、
「食べちゃダメ」っていう言葉は、本当に自分の声なのか、
何がなんだか分からなくなりました。

・・・

長い長い葛藤の時期は、
長く続く過食の時期でした。

食べるっていうことを少しずつ許せていく過程は、
「自分」っていうものを少しずつ許していく過程でもありました。

食べてイイ。
食べたいと思ってもいい。

自分っていう存在が、
ダメでうまくいかないことばかりで、
何も達成していないし、
何も頑張っていないけれど、
それでも、「食べてイイ」。

きっと、摂食障害を経験していない人にとっては、
当たり前すぎる「好きなものを食べる」ということが、
こんなにも難しく、つらく、大変なことだとは想像も出来ないことと思います。

けれど、
食べたいという気持ちと
長年食べてこなかった自分。

食べたいのか食べたくないのかさえも、
分からなくなってしまった自分。

食べたいという気持ちが強くなればなるほど
「食べちゃいけない」という気持ちがさらに強くなって、
ものすごいチカラの引っ張り合いが24時間自分の中で続いてしまう。

その「目に見えない苦しみ」に、
誰にも見えない心の中で、苦しめられている自分という存在があって、
それでも、外見だけは「フツー」になってしまった自分がいて、
苦しい気持ちが、ますます強くなってしまう。

そんな「休憩のない苦しみ」を続けている生活が、
自分でもホントは嫌なのに、
イヤだったら、辞めればいいのにって普通の人は思うかもしれないけれど、
イヤで辞めたいのに辞められない苦しみを、
誰か一人でもいいから分かってほしいと願っても、
誰にも分かってもらえない経験が、
ますます「自分」を苦しめてしまう。

・・・

今、過去の私と同じように、一人苦しんでいませんか?

自分という存在を、
誰よりも先に、自分で認めてあげること。

「食べていいんだよ」って、
わざわざ言ってあげること。

その繰り返しで、
少しずつ、「食べていいのかもしれない」って思えるのです。

回復した後は、
自由に、好きなものが、好きなように食べられるのですから^^

カウンセリングの後、
わざわざ行ってきました(笑)!

高級食パンって流行りの世の中ですが・・・
購入したのは初めてです^^

翌日の朝食が、すごくすごく楽しみでした!

真っ白。
真っ白の炭水化物。

それが決して「怖いモノ」ではありません。
ただ「食べたいもの」であって、
「今から食べるもの」です(笑)。

摂食障害の回復って、そういうこと!

心が変わる時、
いろんなことが変わり始めます。

でも、無理やり食べることだけを治そうとしても、
一時的な変化だけで、すぐ逆戻りします。

だから、心の回復こそ、
本当の回復なのです。
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