公認心理師・中村綾子です。
当オフィスでは、基本的に予約変更を不可とさせていただいています。
コレも考え方はイロイロですが、開業するなら「自分がどういうカウンセリングを作っていくか」が問われるところであり、すべて自分で決めないといけません。
もちろん、予約変更を不可というルールはとても厳しいと思っていますが、そこに至るまでの考え方をシェアします。
カウンセリングは「変更できないもの」という姿勢を伝えるため
多くの場合、私たちの生活の中で
・変更できるもの
・変更できないもの
が区別されています。
天気は変更できないもの
傘を持参するかしないかは変更できるもの
コンサート日時は変更できないもの
単発の英会話レッスンは(場合によっては)変更できるもの
というように区別がありますよね。
カウンセリングというモノが、どちらの区別されるかはカウンセリング姿勢次第です。
ですから、変更不可とお伝えしているのは、「変更できないもの」という区別を意識してほしいという想いもあります。
カウンセリング姿勢とは、自然にクライアント様のほうから沸くものではなく、開業カウンセラーから示していくものです。
カウンセラー側が、「変更希望」に振り回されないため
大抵の場合、カウンセリング予約の変更を希望される方は、何度も繰り返す傾向があります。
・決められない
・守れない
ということが、様々な人との約束の中で重なると、連鎖的に変更が必要になってきます。
開業カウンセラーとして、ひとりで仕事していく場合、たくさんのクライアント様とのやり取りを一人で行うことになります。
変更が繰り返されれば、その度に予約の取り直しになり、その都度メールのやり取りなど時間がかかります。
ですから、「基本的には予約不可」と最初からとお伝えしておくことで、カウンセラー側が振り回せれることも少なくなります。
カウンセリングとは「イヤな自分」と向き合うこと
そもそも、メンタルを扱うカウンセリングとは、クライアント様にとって「イヤな自分と向き合う時間」です。
カウンセラーは、良くなってほしいという想い・考えの基にカウンセリングを進めていきますが、クライアント様側の「覚悟」も大切になります。
予約の変更を何回までOKとするか?を考える上でも、
・どんなクライアント様にお越しいただくか
・どんな覚悟が必要と伝えておくか
・カウンセラー側の覚悟は…
というお互いの【覚悟の一致】が必要になります。
予約の変更を単に「都合が悪くなったのね」だけで考えずに、
・向き合うことが辛くなったのか?
・向き合う覚悟を再確認する必要は?
・カウンセラー側の覚悟は充分に伝わっているか?
などを再確認する必要もあります。
まとめ:開業とはひとりで考え、ひとりで決断し、ひとりで行動すること。
開業するカウンセラーの中にも、色々な考え方が合っていいと思っていますが、上記の通り当オフィスでは「変更不可」にしていること、その想いなどをお届けしました。
いずれにしても、自分のカウンセリングという軸を持ち、ブレることなく続けていくことが大切だと思っています。
軸を作るためにも、1回の相談ではなく長期的に「軸を作るまでの過程」こそカウンセラーとして成長する過程です。
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