【拒食症の入院】退院した後、過食がはじまった理由とタイミング

拒食症から過食がはじまったのは、退院したばかりのころでした。

こんにちは。
摂食障害専門カウンセラー中村綾子です。

まず、拒食症の退院がどのようにして決まるか?をお伝えし、その後、私の過食が始まった理由とタイミングについてお届けします。

拒食症の退院は、どうやって決まるのか?

拒食症の入院期間が1ケ月~6ケ月になることが多い、というのは以前のブログ記事で書いた通りです。

では、拒食症の退院はどのように決まるのかご存知でしょうか?

(あくまで、穏便にことが進んだ場合に限定して書いています)

(1)目標体重を達成した
(2)あらかじめ入院期間が決まっていた

この2つのうち、どちらか一方、もしくは両方で退院決定となります。

私の場合は、「(1)目標体重を達成した」から退院になったと自分では思っていたのですが…

退院後、母から聞いた話では、「息子(=私の兄)の結婚式があるから退院させてほしい」と主治医に頼んだ…とのことでした。

実際、退院した2日後に、兄の結婚式がありました。

結婚式の準備(服や美容院の予約)は、入院中に外出許可をもらって、買い物に行ったり美容院で打ち合わせしたりしていました。

拒食症から過食:私の過食が始まった理由とタイミング

退院してから、自宅で過ごしていました。
大学院は後期休学しました。

時々、バーッと食べてしまうようになりました。
診察日に、その様子を話しても、大したことないといった反応で「過食」という表現はされませんでした。

しかし、ある日、いきなりコンビニに行き大量に買って食べる、ということがありました。

たしか3000kcal近くを一気に食べてしまいました。

菓子パンが多かったので、食べた残骸からカロリー表示を見て、合計カロリーを計算したのでしたw

この件を主治医に話すと「今回はちがいますね」と。

やっぱり…というのが、私の過食の始まりでした。

私の過食が始まった理由は、

・入院中、無理やり食べさせられていた反動
・身体の飢餓状態からの反動
・休学中で、自分は何やっているんだろう?という不安

が、一気に爆発したのではないかと思っています。

拒食症から過食が起こる前に知ってほしいこと

拒食症から過食が起こることはよくあることです。
しかし、過食症を発症する前に対策をしていくことが大切です。

動画「拒食症から過食が始まる理由と克服方法」では、具体的なアドバイスを中心にお話ししています。

特に、私が気がかりなのは、「拒食症の回復期」という言葉が、一般的に出回っていることです。

ご家族こそ「拒食症の回復期だから…」と、お嬢様が大量に食べることに寛大になり過ぎていませんか?

摂食障害専門カウンセリング歴10年の経験を基に、ご家族が気を付けたいことや、過食症を発症しないために心がけることをお伝えします。

くわしくは以下のページからご覧ください。⇒【動画】拒食症から過食がはじまる理由と克服方法