過食症は付き合っていく病気だと勘違いしていませんか?克服経験者の私が、「治し方」をご紹介します。
こんにちは。
摂食障害専門カウンセラー中村綾子です。
過食症は、まだまだ誤解されている病気だなぁと感じています。
そんな世の中ですが、摂食障害専門カウンセリングからは、完全に過食がゼロになって卒業されたクライアント様たちが何人もいらっしゃることが、とても嬉しいです。
そこで、過食の治し方と辞められると確信している理由についてお届けします。
【治し方】過食はゼロになる。まずは思い込むこと
これは、精神論でも根性論でもありません。ホントのことです。
しかし、未だ「過食症は付き合っていく病気」と思っている方が大勢いらっしゃるようなので、あえてお伝えします。
「過食症は治る病気」
「過食はゼロになる」
と、わざわざ思い込んでみてください。
繰り返し、口に出して言ってみるのもいいと思います。
「過食症は治る病気」
「過食はゼロになる」
ぜひ、どうぞ。
過食衝動は、ホントに「衝動」ですか?
これは、信じがたいことかもしれませんが…摂食障害専門カウンセリング12年目の経験と、過去の自分の過食時代を振り返って思う、結論です。
過食は、衝動ではない。
理由は、自発的・計画的に過食している様子がありありと伝わってくるからです。
「過食衝動にかられて、コンビニに走って大量に買って、一気に食べてしまった」と言う話が、よくあります。
しかし、摂食障害専門カウンセリングで実際の行動を細かく伺ってみると、
・誰もが靴を履いて外出している
・車を運転してコンビニに行く人もいる(もちろんカギも忘れない)
・冬ならコートなどの防寒着も着て外出する
・ひとり暮らしなら、部屋のカギも閉めて外出する
・財布やスマホも忘れない
ということが分かっています。
摂食障害専門カウンセラーとして中学生~40代の摂食障害のご本人様とお話してきましたが、誰一人として裸足で財布も持たずに買い物に行った…という話を聞いたことがありません。
さらに、過食衝動がきてから「調理」する方も少なくありません。
・パスタをゆでて食べた
・インスタントラーメンを作って食べた
・ご飯を炊いた…etc.
「調理」は段取りと計画性が必要になるだけではなく、できあがるまで「待つ時間」も必要になります。
こうした「調理」の中でも、私が驚いたのが、「ご飯を炊く」です。炊きあがりまで時間がかかるだけではなく、それなりに準備も必要かと。
お米を計量する
↓
お米を洗う
↓
炊飯器をセットする
↓
水を必要量入れる(キッチリ…)
↓
「炊飯」などの適切なボタンを押す
↓
炊きあがりまで、待つ
炊きあがったご飯は、当然アツアツですし、手づかみでは食べられないですから…「しゃもじ」などの道具+「お茶碗」などの器も必要になるはずです。
そこまで、できるのですから…もはや衝動ではなく「過食したくて、自ら過食しようと思って過食している」と言えるのではないでしょうか。
過食の原因を2つに分類して考えよう
過食症は、心の病気ですから、心の根本的な問題が「原因」として考えられます。
こうした原因と向き合うためには、かなり長期間じっくりとカウンセリングで取り組む必要があります。
同時に、今、「過食したい!」という気持ちが沸くとき、直近の原因も考える必要があります。
それが栄養不足です。
カロリー不足ではなく、栄養不足です。
お米を極端に減らしていたり
朝ごはんを食べなかったり
野菜がほとんど無かったり…etc.
栄養バランスの悪さでも、「過食したい!」という気持ちが沸く場合があります。
さらに、「食べる際の気持ち」も大切です。
罪悪感を持たない
「美味しい」と味わう
きちんと盛り付けてゆったり食べる…etc.
直近の食生活を見直すためにも、まずは過食症とはそもそもどんな病気なのか?を学びなおすこともオススメです。
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