名古屋市・刈谷市
拒食症の母娘が笑顔になるカウンセリング
中村綾子です。
高校の終業式でのひとコマ。
見た目ちょっと怖い、生活指導の先生のお話。
「類は類を呼ぶ・・・」
私は1人、心の中で爆笑!!
けれど、後で友人に話したら、
「あやっち(私の愛称)、そんなことずっと考えていたの(笑)!?聞いてなかったから、気づかなかったよ」。
正しくは、『類は友を呼ぶ』ですよね(笑)。
いろんな場面で、いい意味でも悪い意味でも使われる言葉。
これは、摂食障害が治っていく時に、「誰と一緒にいるか」という点で、とても大切な言葉です。
今、あなたには摂食障害に悩んでいるお友達が何人いますか?
そのお友達と一緒にいると、どんな気分になりますか?
そのお友達とは、どんな話をしていますか?
もちろん、「一緒に治っていこうね!」「夏には、一緒にプールに行けるようになろうね」など、励みになる存在であれば、回復にも支えになってくれると思います。
問題は、その反対。
・吐き方を教えあってしまう
・「あの子のほうが、ずっと病気!」と、自分の状態を無視してしまう
・食べる量をお互いにチェックしてしまう・・・etc.
そんなお互いの足をひっぱり合う関係になっていませんか?
これは、ブログでもリアルな関係でも同じです。
こうした病気仲間と一緒に居続けることは、あなたにとって居心地のいいことかもしれません。
「分かり合える」
「自分だけじゃない」
「ここなら話せる」
そんな気持ちに浸っているかもしれません。
けれど、ホントは、今抱えている問題にフタをしているだけではないでしょうか?
「足をひっぱり合う関係」から抜け出すには、コツがあります。
1.今の友人をすべて、紙に書き出してみる
2.3つに分類する(一緒にいて楽しい・一緒にいると病気の話ばかりする・どちらでもない)
3.分類した結果、どれが多いかをチェックしてみよう
4.対策を考えていく
一般的な「〇〇から抜け出すコツ」では、悪い習慣から遠ざかることを勧められるかもしれません。
けれど、私は、一般論で解決できることではないと思うんです。
たとえ「足を引っぱりあう仲間」であったとしても、そうした友達が必要な時もあるんですよね。
だからこそ、分類!
友達の全体数ではなく、中身の割合を、見直していくこと。
その上で、「一緒に居てたのしい友達」が占める割合を少しずつ、時間をかけて増やしていくこと。
友達との出会いは、学校や職場だけとは限らないですよね。
習い事かもしれないし、よく行く雑貨屋さんかもしれない。
なので、諦めずに素敵な友達を増やしていきましょう。