摂食障害カウンセリング
中村綾子です。
頭で分かっているんだけど、
なかなか動けない
知識としては、持っているけど
自分はちがう気がする
こうした状況は摂食障害に悩んでいる方も、
接し方に悩むお母様も実は同じかもしれません。
今回のご質問をご紹介します。
*ブログ回答は、私の個人的な経験とカウンセリング方針に基づいています。
*全ての方に当てはまるとは限りませんので、予めご了承ください。
綾子さんは、頭でわかっていても実行することができないとき、
本当に“正しい”ことだと知っていても、それを心から受け入れられない時、
まずは何から始めましたか?
何かありましたら教えてください。
ご質問をありがとうございます。
よくありますよね^^;;
私もずっと「できない人」でした。
知識が足りないという思い込みから
もっともっと・・・という気持ちで空回りしたり。
実行できない自分をひたすら責めたり。
そんな時期が何年もあったんですよね^^;;
摂食障害真っ最中の頃にやってきたこと
今だから言えること。
「コレから始めるべき!」なんていう1つには
絞れないけれど、これらを交えて、以下の3つの視点から書いていきます。
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1.信頼できる人からのアドバイス
2.自己暗示
3.自分との約束
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1.信頼できる人からのアドバイス
これは、主治医えらびにも繋がります。
摂食障害は心の病気です。
だから、あなたの心を変えていく作業には、
あなたが心から納得・信頼できる相手を選ぶ必要があるのです。
同じ内容であっても
違う人が
違う雰囲気で
違う言葉でいうと、
あなたの心がふとラクになったりするものではないでしょうか?
あなた一人でやっていくのは
とても難しいことなのです。
人に頼る部分があってもいい
人に甘える部分があってもいい
だから、信頼できる主治医と出会って
信頼できる治療関係を築いて
信頼できる相手に、相談していく過程が大切なのです。
自分一人ではムリなことも
信頼する相手が言ってくれたら
案外はやくに受け入れられるようになるかもしれません。
2.自己暗示
不安になるあなたに、
まわりはとても気安く「大丈夫」と言ってくるかもしれません。
でも、あなたは「大丈夫」と言われれば言われるほど
「ホントなの!?」と不安になったり
「大丈夫!」と言われているのに、
何回も何回も確認したくなってしまっていませんか?
だからこそ、自己暗示なのです。
自分で自分に「大丈夫」と言い続けること。
そのためにも、まずは気持ちを落ち着かせていきましょう。
ゆったり深呼吸して
いい風景をイメージして
ゆっくりゆっくり不安を吐く
不安をぜーーーんぶ吐ききったら
思う存分、吸ってみてください。
その繰り返し。
その中で、「だいじょうぶ」と自分に言い聞かせていくのです。
これはあなたにしか出来ないことだけれど、
あなただから出来ることなのです。
吐く深呼吸、見直していきませんか?
3.自分との約束
一生懸命、自分に大丈夫と刷り込んでも
実行することには勇気が必要です。
時には、やるしかない時もあります。
これが、自分と約束するタイミングです。
以前のブログ記事にも書いていますが、
私が自分との約束で実行したことの1つが
「タンパク質強化週間」です。
たんぱく質が身体に必要っていう知識は得た。
たんぱく質が足りないから、極度の貧血になった理由もわかった。
でも、受け付けられない。。。
同時に、身体が怠くてたまらないことも苦痛でした。
受け付けられない気持ちと
怠さをどうにかしたい気持ち。
この葛藤が長く続きました。
でも、ある時、「やるしかない!」と思ったのです。
今のあなたは、「待ち過ぎ」になっていませんか?
新しい知識を得ることに一生懸命になって
もっと違う方法ばかり探し求めて
そして、「やる気になる時」が来ることを待ち続けてしまっていないでしょうか?
待つのもあなたの選択です。
今取り組むのもあなた自身です。
治るのも、治らないのも、
あなたの自由なのだから。
今のあなたに、こんな存在が欠けていませんか?