摂食障害が治る順番・変わる順番

2020/05/28修正

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

私のカウンセリングにお越しになっているのは、
半数以上がお母様だけの「母親カウンセリング」です。

その母親カウンセリングでは、よくこんな声をいただきます。

・・・・

摂食障害なのは娘なのに、どうして母親が変わらないといけないんですか?

母親が変わることで、どうやって娘の回復につながるんですか?

そもそも、「親が変わる」って何をどうすることですか?

・・・

変わろうと思って、わざわざカウンセリングにお越しになっている方でも、
こうした質問は絶えないのですから、

まだまだ動き始めていない方にとっては、
分からないことだらけかもしれません^^;;

摂食障害についての考え方は、
治療者によって様々です。

少なくとも私が考える回復のパターンですが、
以下の2パターンを考えています。

・・・・

(1)お母様から変化が始まるパターン

(2)摂食障害のご本人から変化が始まるパターン

・・・・

お母様自身から、いろんな本やブログを検索して読み漁っている場合は、
ほぼ間違いなく「(1)お母様から変化が始まるパターン」です。

つまり、このブログ・メルマガをお母様が読んでいる時点で(1)です。

なぜなら・・・

行動しているということは、
お母様自身の中に、すでに問題意識がある、ということだからです。

何かを変えなくてはいけない
自分が変わらないといけない
ちゃんと理解したい

そんな意欲があるからこそ、
積極的に調べる・検索する、という行動が始まっているのです。

(1)お母様から変化が始まるパターン

お母様の価値観が変わる

 ↓

これまでのこだわり・苦しさに気づく

 ↓

お母様の心が自由になる

 ↓

お母様の行動が変わる

 ↓

家の中の空気が変わる

 ↓

摂食障害の娘さんに伝わっていく

 ↓

摂食障害の娘さんの心の変化が始まる

 ↓

摂食障害の娘さんの行動の変化が始まる

母親カウンセリングにお越しになる方の年齢層は、
40代~60代です。

「価値観を変える」とは、40年~60年抱き続けてきたモノを、
180度変える、ということです。

だから、長期戦です。

(2)摂食障害のご本人から変化が始まるパターン

これは、上記に示したもののラスト2つと同じです。

摂食障害のご本人の心の変化が始まる

 ↓

摂食障害のご本人の行動の変化が始まる

これだけ見ると、カンタンそうに見えるかと思います。

お母様方からは、
「そっちのほうが早そう」
「親が変わるよりイイんじゃないの?」
「やっぱり、本人が変わらないと!」

という声も聞こえてきそうです^^;;

実際は、【相当大変】です。

いろんな条件がそろっていることが必要だと考えます。


・発症から1~2年以内
・治りたいという「やる気」
・治療のための経済的安定
・家族以外の心の支えになる人の存在
・社会生活の安定・・・etc,

学生の方であれば、「経済的安定」だけは、
ご両親頼み、という場合も含まれます。

積極的に治療に関わることも無いけれど、
治療を受けることには賛成、という程度の理解だけはある、
という意味でもあります。

つまり、

摂食障害の発症からあまり時間が経っておらず、
学校・仕事も上手くいっていて
友人関係も良好で
友人・彼氏・旦那様に摂食障害を含めた相談が出来て
「治りたい!」というやる気満々の方。

これが、(2)のパターンで治っていく方の典型です。

摂食障害専門カウンセリングにお越しになっている方の中にも、
これまでの卒業クライアント様の中にも、
(2)のパターンで治っていかれる方は、いらっしゃいます。

ですが・・

ご本人のチカラだけで回復していくことは、
相当むつかしいことだとお考えください。

発症年齢が幼ければ幼いほど、
ご家族の影響が強いです。

摂食障害の年数が長ければ長いほど、
回復はむつかしく、時間もかかるのです。

・・・

今回は2つのパターンについてお伝えしてきましたが、

結局は、誰からでもイイのです。
誰が1番最初に変わるかは問題ではありません。

誰でもイイので、「変わり始めること」が1番大事なのです。

変わり始めるために、
あなた自身から行動を始めてみてください。

変わるために、こんな期待を捨てるのです^^;;