摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
大好きなテレビ番組の1つ、「セブンルール」。
先日の放送は、バブリーダンスの生みの親、akaneさんでした。
25歳にしてダンス部コーチ、全国優勝に導いた方です。
その中で印象的だった言葉。
嫌われることも先生の仕事。
「愛」でしかないですよ ほんまに
そんな生半可な気持ちでは絶対ない
ジーンときました。。。
本気の言葉
本気の姿
そして、本気の「愛」。
カウンセリングにも通じます。
特に、摂食障害の卒業をめざす継続コースのカウンセリングに通じます。
カウンセラーは嫌われ役
私は、カウンセラーは嫌われ役で充分だと考えます。
少なくとも、摂食障害の卒業はカンタンなことではありませんから、長い道のりの中には、
・また同じこと言われた
・カウンセリングを受けたくない
・このやり方でホントに治るの?
といった気持ちを、クライアント様から様々な形で(有形・無形で)日常的にぶつけられることはよくあります。
「話を聴くだけ」生易しいカウンセリングの落とし穴
しかし、一般的なカウンセリングは傾聴がメインです。
話を聴くだけ。
それが一般的なカウンセリングですし、大学院でもそのように習いました。
この方法は、表面的になんとなく話をしていくことなので、とてもカンタンなことです。
カウンセラー側もラク
クライアント様もいい気分
なんでも「いいよ」と言い、
なんでも「そうだね」と同調し、
なんでもお喋りしていれば、
カウンセリングとは、とっても楽な仕事です。
でも、そんなやり方では、摂食障害の卒業はぜったい無いと思っています。
摂食障害の卒業に必要なアプローチとは
摂食障害の卒業基準は、以下の2つです。
(1)症状ゼロ
(2)学校・仕事をムリなく、安定して続けられること
この2つが半年以上続いて、卒業になります。
私は、継続コースのクライアント様には、
「やりたいことをやる人生」を手に入れていって欲しいと本気で思っています。
摂食障害が回復していかなければ、「やりたいことをやる人生」がホントの意味で手に入らないのです。
だから、時にはハッキリ言います。
ストレートに言うことが必要な時もあるから。
摂食障害がなかなか回復しない時、摂食障害の発症後ばかりに目が向きがちですが、実は発症前のかかわり方こそ見直す必要があります。
スルーしてしまった感情
本当は言いたかった気持ち
実は、立ち止まりたかった場面
継続コースのカウンセリングでは、こうした場面をわざわざ掘り出して、直面し、捉え直していく作業です。
だから、クライアント様にとってはツライ時間になる場合もあります。
スルーしてきた物事の大きさが大きければ大きいほど、深ければ深いほど、向き合うことから逃げ出したくなることもあると思います。
だから、時には何も言いません。
ご自分で気づくまで、時間をかけることに意味があるから。
時には、ハッキリとお伝えします。
時間は有限だからです。
耳障りのいいことだけを言って、「話を聴くだけ」というカウンセリングのほうが断然ラクで、「嫌われること」は無いかもしれません。
でも、上記のakaneさんの言葉を借りれば、「嫌われることもカウンセラーの仕事」だと思っています。
いつか、クライアント様が本当の意味で分かる日が来ることを信じて。
いつか、「大変だったけど、治ってよかった」と笑える日が来ることを信じて。
嫌われる覚悟さえ持って、あなたの摂食障害の卒業を応援しているのです!
▼卒業クライアント様の声は、こちらです。