摂食障害のことを、友達に話そう!

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

夏は・・・帰省中の友人と再開できるチャンス!
高校時代からの友人と、数年ぶりに再開しました!!!

高校時代も、
留学中も、
帰国後も、
大学院の時も、
何もしていない時期も、
パン教室(前職)をしていた時期も、
カウンセラーに戻った時も、

ずーーーーっと何もかも話しています。

何もかも話しているからこそ、
当然、摂食障害のことも話しています。

すべてを知ってくれている上で、今もこうして再会できるのです。

■再会ランチ

私が摂食障害のことを友達に話していた理由

友達に何もかも話していた理由は・・・自分ひとりで抱えてきれなかったからです。

上手くいかないこと
イライラすること
苦しくてたまらないこと・・・etc.

こうしたことを、自分の心の中に溜めておくことが出来なかったのです。
何かあれば、ずーーっと考え続けてしまいました。
考え続けてしまうだけではなく、居てもたってもいられない状態になりました。

だから、吐き出さない限りやっていけない・・・。
そんな気持ちだったからです。

たぶん、心のキャパ(大きさ)がとてもとても小さかったのだと思います。
回復と同時に、その大きさが変わっていき、だんだん話さなくても、やっていけるようになりました。

どうやって摂食障害のことを話したか?

正直・・・
覚えていません。

それくらいフツーのことだったのです。

特に、かしこまって時間を作ってもらった覚えもなく、
特に、「どう思われるんだろう?」と心配した覚えもなく、
特に、「友達が離れていったらどうしよう!?」と不安になった記憶もなく、

普段のグチを話している感じで、
グチの中身が、親子関係・友達関係・学校で上手くいかないこと・食べることが上手くいかない・カロリーが怖い・・・といった内容になったのだと思っています。

今後、摂食障害のことを友達に話す方へのアドバイス

大切なことです!

いざ、摂食障害のことを、思い切って友達に話そう!という方こそ、
心がけてほしいことがあります。

よくある間違いは・・・

・自分の辛さばかり
・摂食障害という病気の説明ばかり
・食べられない原因ばかり
・治療がつらい訴えばかり
・人への恨みつらみばかり・・・etc.

といった内容になってしまいがちですが・・・
これは、あんまりオススメできません。

友達に伝える時、大切なのは、「やってほしいこと」をメインに伝えていくこと。

・一緒に行けれないかもしれないけど、ランチに誘ってほしい
・ドタキャンしてしまう可能性もあるけど、嫌いになったと勘違いしないでほしい
・食事をたくさん残すことはあるけど、気にしないでほしい・・・etc.

「やってほしいこと」は、これからの友達付き合いをしていく上で、とても大事なことです。

ツライと言ってもいい。
愚痴を吐いてもいい。

でも、そればかりだと、聴かされた友達はどうしていいのか分からないのです。

「やってほしいこと」

これは、あなたの希望であり、あなたがよりよい人間関係を作っていくために大事なことです。
同時に、今上手くいかないことばかりであっても、治そうとしている姿勢を見せていくことも大切です。

今、治すために取り組んでいることは何ですか?
身体のケアも、心のケア同様に大切なのです!