ダイエットから摂食障害になる人・摂食障害にならない人

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

いろんな友達と話していると、
意外によく聞くのがこんな声です。

・・・・・・・・・

昔、ダイエットですごい痩せたんだよねー。
もぉ、◯kgまで減ったんだ。

・・・・・・

体重の数値だけきくと、まさに摂食障害。
でも、すぐに復活したというのです。

これって、摂食障害なの?!
摂食障害になったけど、すぐに回復したの?
それとも、「痩せた」だけだから、摂食障害ではないの???

結構長い間、私の中でいろんな疑問を抱えていました。
でも、最近、1つの答にたどり着きました。

彼女たちが、【ほんの一時期】、すごく痩せたということを経験しています。
でも、【ほんの一時期】で終わり、すぐに復活した理由があるのです。

痩せすぎでしょ!?
そんな痩せてどーするの!?
身体が戻れば、変わるから!

と周り人がハッキリ言ってくれていたり、

生理が止まった・・・ヤバイ!
自分の写真をみて、「ガリガリ!」と思った。
ダルイ身体に、このままじゃいけない!と思った。

と、自ら気づいていったのです。

ハッキリいう人間関係
ハッ!と気づく心

ご本人だけのチカラで気づいて復活していった人もいます。
周りから指摘されて、気づいた人もいます。

いずれにしても、気づいて、すぐ改善!
だから、摂食障害になる・・ということが無かったのだと思います。

ココが、【ちがい】です!

ダイエットから摂食障害になる人と、
ダイエットをしても摂食障害にならない人の大きな【ちがい】だと考えまます。

単純に考えすぎてしまうと、
ダイエットが摂食障害を引き起こしたように思われてしまいがちですが、

大事なのは、【ダイエット前】の【信頼関係】です。

ハッキリ言える対人関係。
信頼できる相手が身近にいる。

さらには、ご本人の【気づいて改善するチカラ・柔軟性】があるのです。

ダイエット開始前から、
こうした対人関係やチカラが身についていたのです。

だから、ダイエットしても、
ほんの一時期、かなり痩せていても、
ハッ!と気づいて、短期間で復活しているのです。

これは・・・

飲み過ぎ
遊びすぎ
働き過ぎ
も、ぜーんぶ同じだと思います。

ハッキリ言う家族や友達が居て、
それを受け入れられる本人が居て、
そうすれば、問題が大きくなる前に、解決していくと思うのです!

・・・

まとめると・・・

ダイエットが、摂食障害の原因にはなりません。
私は、断言できます。

でも、引き金になったケースは多いです。

【引き金】です。

すでに、上手くいかない対人関係があったのです。
だから、ダイエットというよくある話が、【引き金】になってしまったのです。

だから「あの時、ダイエットしなければ・・・」という安易な考え方を、変えていきましょう!

それ以前の、対人関係・親子関係こそ、見直すことなのです。

・・・

今回の話題は、私の友人・知人の経験談を総合して書こうと思い立ちました。

一時、ダイエットにはまる女性たちはたくさんいます。
一時、生理が止まる人はいます。

でも、ハッ!と気づいて立ち直るかどうかです。
周りの人が、ホンキの言葉を本気で言える対人関係が出来上がっているかどうかです。

私は、キケンなほど低体重になった自分とは何が違うんだろう?と
ずーーっと考えてきました。

いろんな友人・知人の話や、
多くのカウンセリングでの話を、
ずーっと考えていたからこそ、【ダイエット以前の対人関係】という答にたどり着きました。

もっと言えば、
ダイエットが【引き金】にもなっていない摂食障害も実は多いのです。

ちなみに私はその一人です。

私が1番苦しかったことは、「太っている自分」ではありません。
幼い時から、ずーっとコレに苦しんできたのです。

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