摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
ゆっくりしたら?
のんびりしたら?
そんなに勉強ばっかりしていなくても。
もっとチカラ抜いて。
予定いっぱい詰め込まなくても、いいのに。。。
ご家族が、そんな声掛けをしても、
かたくなに、忙しい生活を続ける姿。
きっと、多くのご家庭で見受けられる姿だと思います。
その状態こそ、【摂食障害の心】そのものです。
そんな時、多くのお母様からはこんな疑問が出ます。
「うちの娘、どうやったら休めるんでしょうか?」
休み方や声掛けに意識が向いてしまっていますが・・・
それ【以前】の問題なのです。
休むということ
ゆっくりするということ
これらが【分からない】場合が多いです。
そこで、3つの質問です。
(1)お嬢様は、幼稚園~中学生の頃、どんな生活をしていましたか?
幼いころから、習い事をいくつも掛け持ちしたり、
学校・塾・習い事・部活で、休む間もなく動いていたり、
いろんな場面で、
いろんな活躍を続けていませんでしたか?
「なんでも出来る子」として、
「自慢の娘」だったかもしれません。
けれど、「休む時間」「何もしていない時間」を経験することなく、成長してしまったのではないでしょうか?
(2)家の中で、ぼーっとする時間を、お母様は持っていますか?
コレ、盲点かもしれません。
お嬢様の生活の前に、
お母様の生活を振り返ってみてください。
なんとなくぼーっとする時間も好きだなぁ。
そんなふうに感じていますか?
それとも、
ぼーっとしているなんて、時間のムダ!
ゴロゴロしているなんて、恥ずかしい!
そんなふうに感じていますか?
もし、後者であれば、お嬢様が休めない理由がおのずと分かっていくはずです。
(3)「休んでいいよ」という言葉に、お母様の覚悟はありますか?
とてもとても大事なこと。
お母様の覚悟です。
「休む」ということは、
一時的に、世間から離れることかもしれません。
学校を卒業して
就職して、
結婚して・・・
といった、これまでのレールから自ら降りることです。
レールから降りることで、
もしかしたらご親戚・ご近所の方から、何か言われるかもしれません。
「●●ちゃん、あんなに元気だったのに、どうしたの?」
「どこの大学に行くの?」
「就職は決まった?」
そんな言葉が来ても、気にしない!という覚悟。
「ウチは、ウチ!」と心底思える覚悟。
「休んでいいよ」という言葉が、お嬢様に伝わるかどうかは、
その覚悟次第とも言えます。
感じやすいお嬢様方には、
すべて伝わっています。
伝わらない
分かってくれない
話を聴いてくれない。
そう感じるなら、今一度、「覚悟」を見直してみてください。
取り組む覚悟
本気の覚悟
数年前、読者さまにいただきましたご質問にも、
お母様の覚悟が問われるものがありました。
私がブログ上で回答しています。
ぜひ、読んでみてください。
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