摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
摂食障害が、自宅にいながら回復できる状態と、入院するしかない状態があります。
もっとも頻繁に基準とされるのが【体重】です。
健康状態ではなく、【命がキケン】だからです。
病院によって、本当にイロイロな基準があります。
かなりキケンなのに、放置してしまう病院もあります。
摂食障害患者を受け入れてくれる病院が少ないもの事実です。
だから、本当は早期治療・早期回復で、自宅にいながら回復していって欲しいと願っています。
ですが・・・
私が考える【命が危険レベル】の体重があります。
それは35kg。
ココまで減ってしまった場合は、すぐ入院を強くお勧め致します。
さらに、カウンセリング対象の体重は、【危険ゾーン】を脱していることを基準としています。
だから、38kgです。
前置きが長くなりましたが・・・
「摂食障害は入院したら治るの?」を以下の3つから考えて行きます。
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(1)まず、摂食障害の《治る》を言葉にしてみよう!
(2)心の病気、身体のキケン
(3)入院はあくまで《応急処置》という意識を持ち続ける!
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(1)まず、摂食障害の《治る》を言葉にしてみよう!
《治る》って何!?
まず、これを言葉で書きだしてみてください。
何が、どうなることが《治った》ことでしょうか?
何が出来るようになると《治った》と言えるのでしょうか?
当オフィスのカウンセリングでは、卒業ゴールを以下のように定義しています。
・摂食障害の症状ゼロ
・安定した社会生活
症状ゼロとは、過食や過食嘔吐はもちろんのこと、生理の自然回復も含まれます。
さらに、その上で、学校・仕事に安定していくことが出来る状態が【半年以上】続くことです。
こうしたゴール、ちゃんと見据えていますか?
あなたの治療者と、言葉で共有できていますか?
(2)心の病気、身体のキケン
摂食障害は心の病気です。でも、身体あっての心なのです。
家を使って例えるなら・・・
身体は、柱・壁・屋根といった、外枠の部分です。
外枠がしっかりしていないと、内側に立派な家具を置いても、意味がありません。
外枠が無ければ、
中の家具も、風で吹き飛ばされてしまったり、
キレイな飾りも、雨でぬれてしまったり。
さらに、心が辛くて食べることが上手くいかないと、他にも上手くいかないことが増えて、ますます心が辛くなる・・・という負のループに陥ってしまいます。
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