摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
毎日過食しているのに
これが、少しずつ良くなるって言われても
何がどうなって少しずつ良くなるのか
少しずつ良くなる最中はどんな状態なのか
少ししか良くならないのなら、その間、自分は一体どうしたらいいのか。
少しずつ良くなっているとしても、過食しちゃうなら、それは「良くなっている」と言えるのか
少しずつ良くなるっていっても、どう判断したらいいのか・・・
私は、経験もあるので、「少しずつ良くなる」とテキトーにお伝えしているのではありません(笑)。
さらに、ジグザグしながら治るもの、というのも「当たり前」ではなく、必ず原因があるものだと思っています。
例えば・・・ちょっと回復するために、「これまでと違う方法」を試してみる。
この時の気持ちもイロイロですよねー。
(1)恐る恐る・・・試す。
(2)これで変わるかも!?と、「ワクワク」
(3)言われたからやらないといけない」と思いながら渋々
何をやるか以上に、「やる時の気持ち」が結果に大きく左右するのです。
言うまでもなく、(2)これで変わるかも!?と、「ワクワク」 が1番結果が出やすいです。
でも、「少しずつ良くなる」「回復はジグザグしながら進む」のは、どうしてか?
それは、あなたの心が調子に乗るから(笑)。
カンタンですよねー。
摂食障害の回復って、実はシンプルです。
ちょっと治ってきたと思って、早すぎるタイミングで「もう大丈夫!」と自己判断してしまう。
ちょっと回復したと思って、ご家族も「もう治ったんだから、そんなこと平気でしょ!」と言ってしまう。
ちょっと過食がないからといって、以前と同じようなハードスケジュールに戻ってしまう。
だから、すぐ落ちるのです。。。
当たり前すぎる結果です。
回復がジグザグするのは自然の原理ではなく、あなたの心が「調子に乗ったこと」が理由です。
もし、あなたが信頼できる治療者に出会えているのなら、その治療者は何らかのカタチで注意を促したはずです。
・ちょっと様子を見たら?
・もう少し先でもいいじゃない?
・ムリしないようにね。
もしかしたら、言葉が曖昧で、ハッキリ伝わってこなかったかもしれません。
でも、回復が止まったり、悪化した時には、それがサインなのですから。
これまで周りの人に言われてきたことを振り返ったり、もう1度ゼロから回復を目指す気持ちで、取り組んでいきましょう。
もし、あなたが信頼できる治療者に出会っていないのなら、それが何よりも先に取り組むことだと知ってください。
摂食障害の回復が長くかかるホントの理由はこちらです。