摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
摂食障害の症状を語る時、かなり二極化する印象があります。
拒食でも過食でも同じなのですが・・・1番ハッキリと別れるのが、過食嘔吐です。
カウンセリングでは、現状の様子をお聞きするために、過食嘔吐の有無・回数を尋ねることがよくあります。
その返答は
「過食嘔吐しちゃった」の場合と
「症状が出た」の場合に
かなり分かれます。
摂食障害専門カウンセラーとして仕事しはじめたばかりの頃は、結構、違和感がある言葉でした。
この2つを、自分なりにいろいろ考えたり、その他の要因について考えたり、たくさんのクライアント様のご相談に応じている中で、少しずつ「ちがい」の理由がわかるようになっていきました。
「過食嘔吐しちゃった」の場合
自分で過食嘔吐している、という自覚が伝わってきます。
辞めたいと思っているけど、
やめられない。
そんな気持ちも伝わってきます。
一方で・・・
「症状が出た・過食嘔吐が出た」という場合
どこか、他人事のような口調なのです。。。
「出た」じゃなくて「した」では無いの?
私は、ずーっとギモンでした。
摂食障害と発熱の1番大きなちがい
便宜上、たとえ話として、「摂食障害を40度の熱が出ている状態と考えましょう」と、お伝えしています。
ですが・・・
決定的に異なることがあります。
それは、
熱は、「自分の行動ではない」ことです。
体温計を手にして
自分で「測定」はできます。
熱をはかる頻度は、自分で決められます。
でも、熱を上げたり下げたりは、できません。
一方、過食嘔吐の場合は、「食べたい」と思ってから、実際に嘔吐するまで、自分で決めています。
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