摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
今年こそ、治りたい!
そんな想いで、年明けの今、このブログを読んでいませんか?
でも、きっとあなたは「治りたい」と毎年思ってきたはずです。
治りたいと思ってきたはずなのに、なかなか回復しなかった。
まずは、いきなりでツライけれど、「なかなか回復してこなかった」という現実を、ちゃんと受け入れましょう。
その上で、「治りたい」ではなく、別の視点をお伝えしていきます。
「治りたい」と「治らなきゃいけない」のちがい
今の私も含め、多くの日本人が抱いている気持ちがあります。
「英語が話せるようになりたいなぁ・・・」
長年、そう思っていますよね?
でも、長年、「思っているだけ」「言っているだけ」の人がほとんどではないでしょうか?
一方で、、、
1週間後に海外出張が急に決まった!今すぐ話せるようにならないといけない!
そんな状態なら「話せるようにならないといけない!」と焦るはずです。
上記のような「漠然と」「いつか」ではありません。
危機感があって
期限があって
どうにかしないと!と行動が始まるはずです。
これが、「治りたい」と「治らなきゃいけない」の違い、そのまんまです。
これまで、なかなか回復してこなかた方は、「漠然と治りたいなぁ・・・」と思っていませんでしたか?
私が治らなきゃいけない!と思った時
自活できていない自分がイヤになった時、です。
当時、20代後半でした。
高校時代の同級生たちは、大学を卒業した後、OLを続けて、毎月給料が振り込まれ、ボーナスで海外旅行に行って
いました。
大学院時代の同期も、心理士として、病院などで働いていました。
でも、当時の私は、「稼ぐ」「治って働く」なんて別次元でした。
何より、私の中で「自活」に意識が向いたのは、カナダ留学の経験です。
カナダ留学2年目。
カレッジに入学した時、ひとりの女の子(カナダ人)と出会いました。
「どうやってココに来ているの?」
最初、その意味が全然分からず、改めて説明してもらうと
「お金は、誰が払っているの?」
という意味でした。
当然のように、両親に払ってもらっている、と答えると、その子はとても驚いて言いました。
「ご両親にたくさんの借りがあるのね!」
これが、カナダ人のフツーの考え方です。
18歳になったら、家を出る。
大学に進学しても、働いても自由。
でも、お金はぜんぶ自分で賄ってね。
日本は成人式という行事があっても、いつまでも子ども扱いしてくれる国です。
でも、私が17歳から留学していたカナダでは「18歳になったら大人」「家族に養ってもらうなんて、あり得ない」という考え方でした。
その子の言葉が、摂食障害時代の私にもずーっと染みついていました。
両親の年齢を考える時、「治らなきゃいけない!」「働けるようにならないといけない!」と思うようになったのでした。
治らなきゃいけない!と思えたら、今すぐ探そう。
治ろうと思った
治さなきゃいけないと気付いた
でも、一体何から手をいいのか分かりません。。。
こうした声は、とても多いです。
特に多いのは、やっぱりお母様方からです。
・無理やり食べさせることなんて、できません。
・体型は大人だから、無理やり病院に引っ張っていくことなんて、出来ないです。
・家族が予約しても、当日本人がすっぽかしたこともあるし。。。
まず、今すぐできること。
それをハッキリさせることが最優先ではないでしょうか?
続きは、1月4日(土)のメルマガでお届けします。