【摂食障害】親子でカウンセリングを受けるメリット

カウンセラー中村綾子です。

・カウンセリングは誰が受けるのが1番効果的なの?
・カウンセリングは、いつ受けるのがいいの?
・カウンセリングは母親だけが受けても効果があるの?

こうしたギモンを抱えている方に役立つ情報をお届けします。

私が、摂食障害の回復についてベストな受講方法だと考えているのは、親子でカウンセリングを受講していただくことです。

ただし、「親子で」の意味は、親子それぞれです。

摂食障害のご本人様
摂食障害のお嬢様を持つお母様

それぞれ個人として、カウンセリングをお申し込みいただき、継続コースを受講される方法です。

*カウンセラーによっては、「親子同席」を勧める場合もありますが、当オフィスでは親子同席のカウンセリングは行っておりません。

親子でカウンセリングを受講する最大のメリットは、

全体像がみえてくること。

摂食障害を家族の問題と捉えているからこそ
「家」という全体像がリアルに伝わってくることがとても大事になってきます。

カウンセリングを受講されているのが、お嬢様のみ・お母様のみという場合も多いですが、やはり一人の人間からの見方のみですので、偏った印象になりがちです。

家の全体像が見えていき
お嬢様とお母様それぞれが変化していき
家全体が変わっていく。

カウンセリング開始時は、
バラバラだったお話が
だんだん近づいていくような感覚。

私の中で、1つの形を帯びていく感覚があります。

もちろん、それぞれのカウンセリングに守秘義務がありますので、親子であっても、私がカウンセリングでお聞きした内容は「知らないもの」として、それぞれのカウンセリングにあたっています。

全体が見えて、全体が変わっていくからこそ、摂食障害の回復の最短距離だと思っています。

ですが、この方法にはお嬢様とお母様、それぞれに高いモチベーションが必須です。

・こんなに一生懸命やっているのに
・あなたのために、カウンセリングを受けているのに
・二人でカウンセリング代はいくらかかっていると思っているの?

こんな感情が沸いてしまうのは、残念ながらお母様方に多いです。

「娘のため」ではなく、「自分のため」。
「娘を変えるため」ではなく、「自分が変わるため」。

こうした意識を取り戻していくことが、「親子でカウンセリング」よりも先に必要かもしれません。

母親カウンセリング卒業から、摂食障害だったお嬢様の大学合格へ