摂食障害カウンセリング
中村綾子です。
過食嘔吐。
私の場合、毎日ではありませんが、
かなりやっていました。
そして、過食嘔吐に頼っていた時期もあります。
今回のご質問と同じような
心境だったかもしれません。
治したいなーとぼんやりとは思っているものの、
結局真剣に向き合うことができず、過食嘔吐を繰り返してしまいます。
歯も削れてきたし、
生理がバラバラになってしまいました。
妊娠を望んでいるのに…それなのに、真剣に治そうとすることがどうしてもできないのです。
どのように向き合えばいいのでしょうか。
＊ブログでは、一般論と私の経験談の範囲で回答させていただきます。
ご質問をありがとうございます
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１．「摂食障害でも元気です」の実態
２．待つ、でいいですか？
３．行動する人が早く治る人
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１．「摂食障害でも元気です！」の実態
これは、私がこのブログを開始した頃のブログタイトルです。
当時の私としては、
・摂食障害だからって何も出来ないわけじゃない
・摂食障害と付き合っていく生き方
・摂食障害でも、見た目フツーの人もいる…
ということを伝えたいと思っていました。
ですが、今から振り返って思うのは、
・治すことに疲れた
・治らないという諦め
だったように思います。
今回のご質問にもありますが・・・・
疲れますよね。。。
治そうと思えば思うほど上手くいかないし、
頑張ろうと思えば思うほど、カラ回りするし、
一体、何をどうすればいいのか、分からない。。。
そんな状態に陥る時期は、きっと誰にでもあることだと思います。
そんな時期こそ、
治療者(医師・カウンセラー)の役割なのではないでしょうか？
だから、どんな気持ちであっても、
必ず治療だけは続けて欲しいと思います。
気持ちの浮き沈みも
ネガティヴにしか考えられない状態も
治るなんて信じられない気持ちも
治療の場面で話せることが
実は回復につながるのです。
今のあなたは、信頼できる治療者と出会っていますか？
2.「待つ」で、いいですか？
治す気持ちがない場合、
治療者にとっても「難しい患者」と思われることが多々あります。
そう思われるんじゃないか・・・と
病院に足が向かない人は、かなり沢山いるようです。
・治療を受けない
・待ちたい
あなたが、そういう選択をするのも仕方がないと思っています。
大抵の場合、摂食障害になる年齢であれば、
無理やり治療に連れていくことは、ほぼ不可能ですから。
治りたいか
治りたくないか
治療に取り組みたいか
治療を受けたくないか
摂食障害が治っても・治らなくても、あなたの人生です。
もしかしたら・・・
あなたが治らなくても、誰も困ることは無いのかもしれません。
もしかしたら・・・
治らなくて一番困るのは、あなた自身なのかもしれません。
なぜなら、「あなた」というたった1人しか、
あなたの人生を生きることが出来ないかです。
あなたが、あなたの人生をどう生きて生きたいのか。
それは、あなたが決めることなのです。
私自身は、「治ってよかった」と思っています。
でも、「よかった」と思えるようになるまで、何年もかかりました。
回復の途中には、
「治らなければ、よかった」
「身体だけ治るなんて」という気持ちが、常にありました。
でも、「やりたいことをやる生き方」には、
治ることは必須でした。
治りたいか・治りたくないか、ではなく。
治るしかなかったのです。
３．行動する人が早く治る人
摂食障害は心の病気です。
繰り返し、書いている通りです。
ですが・・・
心を変えよう
考え方を変えよう
そんなふうに、頭ばかりで考えていませんか？
「考え方」から
「行動」へ。
行動にうつるまでのスピードが、
治るスピードだと思っています。
要するに、
アドバイス
↓
「いいなぁ」と思った
↓
「やってみよう！」と思った
↓
やる（＝行動）
こうした行動に移るのが早いのです。
行動のもとにあるのは心です。
でも、心だけが変わっても
行動が変わらない限り、
過食嘔吐は続いていくのです。
心と同時に行動、
意識していますか？