摂食障害の時、定食の量にビックリしましたか?

定食3

摂食障害カウンセリング
中村綾子です。

拒食でも
過食でも
共通の悩みがあります。

「普通の量が分からない」

私も、摂食障害真っ最中だった頃、
「ふつう」に、「お腹空いた~!」と食べて、
「ふつう」に、「あ~、お腹いっぱい!」と食事を終えたい。

定食2

そんな当たり前すぎることを、
切実に願っていました。

今回は、定食についてのご質問をご紹介します。

◆メルマガ読者さんからのご質問◆

先日、摂食障害になってから、初めて定食を注文しましたが、あまりの量の多さにビックリして、半分以上残してしまいました。

定食の量が普通なのですか?
私の感覚がおかしいのでしょうか?
今まで食べていた量が少なすぎるのですよね?きっと。

綾子先生も、摂食障害の時に定食の量を見てビックリしたことはありますか?


*ブログでは、一般論と私の経験談の範囲で回答させていただきます。

ご質問をありがとうございます。

現在の私は、どの定食でも大抵、ムリなく完食です^^
理由はただ1つ、「お腹空いているから」です。

今回は、以下の3つから、摂食障害と定食ランチを考えていきます。

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1.拒食の私も定食だった理由

2.普通の感覚を取り戻す

3.代謝が下がるから「すぐ太る」のです

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1.拒食時代も定食だった理由

外食の頻度は少なかったものの・・・
拒食時代の私も、定食を注文していました。

理由は、他のもののほうが食べれなかったから。

■サラダ
身体が冷えるから元々、あんまり食べない

■サンドイッチ
マヨネーズやバターが嫌だから、拒否

■パスタ
かなり無理。
拒食になる前ですが、胃腸の調子が悪くて、
吐いたことがありました。

そのトラウマを、引きずっていたので、
拒食時代は絶対無理でした。

なので、、、やっぱり和食系でした。

定食を注文しても
「ご飯、少なめで」と伝えたり、残したり。

かなり偏った食べ方をしていたように思います。

2.普通の感覚を取り戻す

定食を食べに行くと、
ランチなら大体1000円くらいですよね。

実際に食べてみて、
もし、「このお店だけが、特別に多いんじゃ・・・」と不安になったら、

後日、別のお店でも、定食を食べてみてください。

定食1
*治った後の私の完食ランチ

理想は、定食ランチを10軒、
ちがうお店で食べてみること。

これは、あなたのお腹と頭と心で感じてみない限り、
代わりに誰かが感じてあげることは出来ません。

いつもいつもキッチリ同じ量とは限らないけれど、
10軒試してみれば、普通の量がなんとなく分かるはずです。

まず、やってみてください。

やる前から「分からない」と言い続けないでいてください。
まだ、「やっていない」だけなんですから。

「やっていない」状態では、
あなたを変えることは、誰にも出来ません。

3.拒食で代謝が下がる理由

多くの方がご存知かと思いますので、
説明は、ごくカンタンに書いてみます。

食べる量・カロリーが少ない

 ↓

身体が命を守ろうとする

 ↓

基礎代謝を下げる
 
 ↓

・・・太りやすい

という仕組みがあります。

超ザックリ言えば
拒食が「太りやすい身体作り」につながってしまうのです。

でも、頭で分かっていても出来ない状態かと思います。

拒食を続けるのも、あなた自身の選択。
拒食を辞めるのも、あなた自身の選択。

どちらでも、あなたが決めることなんです。

そして、拒食を続けた後、
「なんで、どんどん太るの?」と悩んだら、
上記の説明を思い出してくださいね。