摂食障害カウンセリング
中村綾子です。
下腹ポッコリ。
これは、拒食の時から体重が戻ってくる際、
もっとも嫌な悩みとして挙げられることが多いですが・・・
今回は、拒食の最中であっても、同じようなお悩みをいただきました。
ここにも理由があるんです。
私は痩せていることは自覚しているのですが、
お腹だけポッコリ出ることが気になってまだカロリーを気にしてしまいます。。。
痩せる以前から気になっていたのですが、痩せてもお腹は出てしまうのです。
筋トレは毎日やっていて、凹ませればうっすら腹筋も割れてるのですがポッコリです。
*ブログでは、一般論と私の経験談の範囲で回答させていただきます。
ご質問をありがとうございます。
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1.拒食でお腹ポッコリ2つの理由
2.筋トレ勘違い
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1.拒食でお腹ポッコリ2つの理由
「痩せたのに」ではなく、
「痩せたから」です。
⑴体脂肪が落ちた
⑵内臓下垂
体脂肪で守られていたはずの内臓。
でも、拒食によって、体脂肪が減って、内臓そのものが目立つ状態なのではないでしょうか?
*あくまで推測です。
痩せて、骨が見えやすくなるのと同じで、
痩せたから、内臓が見えやすくなるのではないかと思います。
本来は、
皮膚
↓
脂肪
↓
筋肉
↓
内臓
という順番だったにも関わらず、拒食で体脂肪と筋肉が落ちてしまうと…
皮膚
↓
内臓
の距離が近くになってしまうのではないか、、、と思います。
これと重なりますが、筋肉の低下によって、内臓を支えきれず、内臓下垂が起こります。
私も経験済みですが、「胃が骨盤の位置に食い込んでいる」と、
レントゲン写真をみた医師にびっくりされたことがあります。
だから、食後は特に、お腹ポッコリになってしまうんですよね。
でも、摂食障害が治ると同時に胃下垂も治ったみたいです。
私は特に運動してないですが。
2.筋トレの勘違い。。。
これ、とてもよくあります。
ガンガン筋トレすれば、
タンパク質だけ食べれば、
筋肉だけがつく、と勘違いしていませんか???
筋トレだけではなく
有酸素運動にも言えることですが…
運動の前に、
食事を整えることが、必然です。
車で例えるから、
拒食はガス欠と同じです。
ガス欠のまま、高速道路を走ることはムリです。
ガス欠なら、まずガソリン補給をするはずです。
だから、拒食も同じ。
まず、補給。
まず、食べられるようになること。
さらに…
これは私自身も知らなかったことですが…
いきなり筋肉を増やすことが無理って、知っていましたか?
まず、増えるのは、体脂肪。
それを運動することによって、脂肪が筋肉に変わっていくそうです。
だから、運動だけ、では何ともならないのです。
こうして1つ1つ解説していくと、まずやることが分かりますよね??
受け入れられなくても
すぐには出来なくても
とりあえず、「知らなかった」からは脱してくださいね。