【女性ひとり開業】「好き」を仕事にするか否か


公認心理師・中村綾子です。写真は先日参加したモーニングオフ会にて^^

開業したいけれど、何をウリにしたらいいんだろう???と思う方が多いようです(開業相談はこちら

私はまもなく開業10年目に入りますが、最近よくいただくご質問として

好きなことを仕事にするか?
好きなことは仕事にしないほうがいいのか?

があります。

もちろん、長く続ける仕事である以上「大っ嫌いなこと」は避けたほうがいいです。
しかし、「好き」だけで仕事にできるかどうかは別問題です。

私自身のパン教室(前職)を例に挙げつつ、「『好き』を仕事にするか否か」を考えてみます。

パン作りが好き≠パン教室経営

元々、パン作りは趣味でした。

小学生の頃、「ひとりでできるもん」というNHK番組を観て同い年の女の子(舞ちゃん)がパン作りをしていたのをきっかけに、パン作りを始めました(笑)。


カナダ留学を終えて日本に帰国してからABCクッキングスクールでちょっとだけ習ったこともあり、パンは1番好きな趣味でした(その後、ライセンスを取得)。

趣味なので、コスパを考えず、好きな時に好きなものだけを作っていました。

家族で食べたり、友人にプレゼントしたり、喜ばれるのも嬉しかったです。

その後、摂食障害の完全休養の頃、パンを再開して「どこにも雇ってもらえないなら、自分でパン教室をやろう」と急に思い立って、半年後にオープンしました。

しかし…

趣味のパン作りとパン教室経営は180度ちがいました。。。

パンを作るのが好きであっても、あくまで「ひとり作業」の場合でした。
しかも、好きな時間帯だけに(笑)。

パン教室の先生としてレッスンを行うだけではなく

・仕入れ
・材料管理
・レシピ開発
・新作パンの撮影
・ブログ集客…etc.

特に、今のような夏場は気持ち的にピリピリしました。
TVで食中毒のニュースを見ると、「もし自分の教室でも…」と思うと怖くて仕方がなかったです。

結果、ひとりブラックの働き方に陥り、2年ほどで廃業しました。

ここで「『好き』をそのまま仕事にはできない」と学びました。

「好き」+「得意」+見込み客=開業

次に考えがちなことですが…

「好き」であり「得意」であることなら、仕事にできるか?です。

これについての私の答は、「それだけでは不十分」です。

開業相談では、個別に「やりたいことで仕事にできるか否か」のアドバイスをしていますが…

「やりたいこと」は大切であっても、収入につながるかどうかは別です。

上記の通り

「好き」
「得意」

でも、お金にならないケースもあります。

*モーニングなら普通のパンでも「お店」です。こういう事を考えるのがビジネススキル。

カウンセラーでよくあるのが、「予防教育」です。

例えば、

うつ病気の予防法を広めたい
うつで休職する前に気づいてほしい
うつを発症する前に…

という考え自体は素晴らしいですが…

予防にお金を払う人は、ほとんどいません。
なんらかの教育機関の一環であれば別でしょうが、個人で自らお金を払ってまで予防法を身に着けたいという人は稀です。

そのため、開業する場合(食べていくことを考える場合)は、見込み客の有無を吟味することが大切です。

予防
啓蒙活動

という2つは、まずは除外して考えるところからはじめましょう!

開業して食べていけるようになるまでの道のり


私は前職(パン教室)では上記の通り2年ほどで廃業しましたが、現在の開業カウンセリングはまもなく10年目に入ります。

開業してすぐに食べていけたわけではありませんが、開業前から「仕事の作り方」をコンサルさんについて学んだことはとてもよい影響があったと思っています。

開業メールマガジンでは、私が開業して食べていけるようになるまでの道のりを特別動画でプレゼントしています。

ご興味がありましたらぜひ受け取ってください^^
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