公認心理師・中村綾子です。
開業コンサルティングで1番多いご相談は、
「専門がきめられない」
です。
とりあえず、専門を決めようという意識があるのはすばらしいです。
(多くのカウンセラーは、専門をきめないまま開業してしまうので)
専門が決められない理由や、決め方についてお届けします。
専門が決められない人によくあること
非常にたくさんのセミナーを受講している
(でも、内容はバラバラ)
いくつもの資格を持っているし、これから
も資格を取ろうとしている
「好きを仕事に」という考え方に執着している…
という場合が多いです。
幅広い分野に興味があるのは、素晴らしいですが、趣味と仕事の区別していくことが大切です(特にこれから開業の方は)。
専門は、やりたいことで決めるのか?
やりたい!と強い情熱が必要です。
資格よりも
カウンセリング経験よりも
カウンセリング開業に必要なのは情熱です。
ひとりでカウンセリング開業するということは、専門を決めるだけではなく
・カウンセリング価格を決める
・カウンセリングルール作り
・ブログなどの情報発信
・お申込み者さまとのメールやり取り
・ハプニングへの対応…
などを、ひとりでやるからです。
情熱を持ち続けられる専門ではないと、ひとりで即断即決する場面や、続けるモチベーションが難しくなります。
*想定外のトラブルやハプニングは起こるものだからこそ、想定できるトラブルには、今から対策をしておきましょう。
「売れる専門」を見つけるのか?
上記と相反するように感じるかもしれませんが…
とても大切なことです。
「売れる専門」というものが、存在するか否か…と言えば、「あるには、ある」というのが私の答です。
たとえば、
◆売れない
子育て専門…
女性専門…
心がラクに…
などは、なかなか難しいと思います。
カウンセリングを受講した後の変化が分かりづらかったり、目標とするゴール設定が難しかったりするからです。
一方で、「売れる」ものがもともと存在するかと言えば、そうではなく、
・見せ方
・情報発信の質・頻度
・ターゲットの絞り方
・価格設定
・継続コースの作り方
など、あらゆる要素がフクザツに絡んだ上で「売れる」につながります。
ですから、「やりたいこと」と「売れそうな分野」の重なる部分を見つけていくだけではなく、やはり情報発信や価格設定がとても重要になります。
情報発信や価格設定のノウハウを動画にまとめていますので、自分のペースで学びたい方はぜひご覧ください。