【起業失敗談(4)】廃業からのカウンセラー再出発へ


*写真は、この記事に登場する「京都でコンサル」を受講した時のホテルです。思い出の場所なので、年1回訪れて初心に返っています。

こんにちは。
開業カウンセラー中村綾子です。

私が摂食障害専門カウンセリングを始める前の自宅パン教室についてシリーズでお届けしています。

第4回目の今日はパン教室をやめてカウンセラーとして再出発するまでをお届けします。

これまでの3つの記事は以下のリンクからお読みください。

(1)パン教室を辞めた理由
(2)辞める方法
(3)辞めたことで失ったもの
・辞めた後~カウンセラーとして再出発するまで (← 今ココ)

カウンセラーに戻りたくて、パン教室をやめました

前回の記事で、「新しい出発点」と書いていますが…

パン教室時代も2年目には「頭をつかった仕事に戻りたい」とウズウズしていました。同時に、パン教室の生徒さんからお悩み相談が多く、こうした相談にずっと寄り添っていたいと思ったのです。

生徒さんからのお悩み相談の様子はこちら

「カウンセラーに戻りたい」という気持と、「治った人に出会いたかった気持ち」。

この2つが重なって、摂食障害専門カウンセラーになると決めたのでした。

衝撃の気づき:「もう治っているんじゃない?」

パン教室をやめて、急に不眠も過食も無くなった…という話は(3)で書いている通りです。

⇒【起業失敗談(3)】自宅パン教室を廃業して失ったもの~実はラクになるきっかけでした~

それでも、主治医の先生は「治った」と明言してくれることはなく…

(そもそも、通院開始した時から、摂食障害の回復ゴールなんていう話は1度もありませんでした。コレ、治療上の問題だと思いますけれど)

カウンセラーとして再出発するべく、いろんな人に会いに行く日々でしたが…

とある方からいただいた言葉に、目が覚めました。

「もう治っているんじゃない?」

は?
治っているの?私が?

と思いました。

気づけば…
ずっと不眠も過食もない。

でも、「自分は摂食障害なんだ。摂食障害だから、こんなにネガティブなんだ…」とずっと思ってきました。

言われてみれば…
摂食障害といわれる症状は何もないかも…と思ったのです。

「自分は摂食障害」という思い込みにより、常にどんなことが起こっても、「やっぱり自分は摂食障害だから…」と理由づけに使っていたことに気づきました。

そして、「もう治っているんじゃない?」と言われたことを両親に報告すると、とても喜んでくれました。

そこから、180度生活が変わりました。

摂食障害の自分じゃなくて、フツーの人。

落ち込むし
イライラするし
いつもネガティブだけど
これが私。

そうそう、元々の私はこんな感じだったよねー。

少しずつ少しずつ「本来の自分」を思い出していくようでした。

摂食障害専門カウンセラーになるために取り組んだこと

上記の通り「摂食障害の自分じゃなくて、フツーの人」という認識が自分の中で、腑に落ちていったので、カウンセラーとして仕事をしていくために、いろんな行動に移していきました。

かなり急ピッチで。

・開業カウンセラーに会いに行く

・自分の摂食障害の経過をひたすら書き出す

・摂食障害ブログを書く

・起業コンサルを受ける

・カウンセリングのモニター募集

・カウンセリング場所の下見

特に、起業コンサルは、すぐ受講開始しました。

2013年5月末:自宅パン教室廃業
2013年6月下旬:実家に引っ越し
2013年7月7日:起業コンサル第1回(京都にて)

しばらくは実家でゆっくり~という考えがあったものの、以前から大ファンだったメルマガの方にコンサルについて問い合わせると、「2日後、京都で1枠のみ空いています」というご返信をいただきました。

急遽、友人に事情を話してランチの日程を変更してもらい、7月7日、京都のホテルラウンジでコンサルを受講するという人生初のイベントに向かったのでした。

(終)

シリーズ第1回目から読み返したい方はこちら↓↓↓
(1)パン教室を辞めた理由