摂食障害専門カウンセラー中村綾子です。
⇒私の克服ストーリーは動画でご覧いただけます。
当オフィスでは、開業以来、ずーっとお母様方からのご相談を多くいただいています。
こうした経験を踏まえて、
・回復につながる接し方
・実は逆効果の接し方
をお届けします。
ぜひ、NG例から１日も早く抜け出していきましょう。
上記のNG例/OK例をもとに解説します。
摂食障害：言いなりになってしまうのは、なぜダメなのか
最近、エスカレートしていませんか？
お嬢様からの要求が。
高額な食べ物を買ってきて！とせがまれたり
「今すぐ、来て！」と急に呼び出されたり
時間を束縛されたり…
気づかないままどんどんエスカレートして、高齢になってきたご両親が大ピンチに…ということは、実はよくあります。
ですから…
ダメなことはダメ。
摂食障害のお嬢様の要求がエスカレートする前に、ご家族はハッキリ言えるようになりましょう。
摂食障害の情報は、千差万別だからこそ
摂食障害はかなり独特な病気です。
この辛さは、摂食障害の経験者でなければ分かるはずがありません。
にも関わらず…
摂食障害の経験が１度もない方が、さまざまな情報を発信しています。
また、「自称・治った人」という「自称・カウンセラー」が、治り方について情報を発信していますが、実は治っていないままの方も多くいらっしゃいます。
ですから、摂食障害の情報は千差万別・玉石混交です。
情報に振り回されると泥沼化してしまいます。
しっかり吟味したうえで、ひとりの治療者をえらび出し、卒業までずっと継続していきましょう。
ちなみに、摂食障害専門カウンセラー中村綾子は、唯一の国家資格・公認心理師の摂食障害専門カウンセラーです。
「見守りましょう」は最悪アドバイス
実は、カウンセリングでも病院でもこうしたアドバイスをされることが少なくありません。
「見守りましょう」
これはぜったいNGです。
理由は、時間も命もまってくれませんから。
摂食障害は命にかかわるキケンな病気です。
見守っているうちに、命を落とすかもしれません。
さらに、時間も待ってくれません。
10代はあっという間に終わってしまいます。
働き方が変わってきた時代とはいえ、未だに学歴社会で「新卒一括採用」の世の中であり、履歴書の空白はデメリットが大きといえます。
ですから見守るのではなく、ご家族から変わっていきましょう。
変わるための第一歩は、摂食障害のただしい知識を身に着けることです。
「そのうち治る」は、摂食障害の長期化への道
「そのうち」って、いつですか(笑)？
摂食障害に自然治癒はありませんから、「そのうち治る…」と淡い期待を抱いている間に、どんどん長期化にむかっています。
「そのうち」ではなく、スグ行動しましょう。
お嬢様自身が、治ろうとしない時こそ、ご家族が行動するタイミングです。
当オフィスでは、お母様のみのカウンセリングでお嬢様の摂食障害の卒業につながった方が多くいらっしゃいます。
ぜひ、「そのうち」ではなく、スグ行動しましょう。
摂食障害の接し方：家族は、食事管理もカロリー計算も不要です！
ご家族が、過食症のお嬢様にストイックに食事管理して、お菓子などの買い置きを禁止したり、拒食症のお嬢様に頼み込んで栄養剤を摂取してもらったり…
ご家族が、対応を間違えてしまう場合も少なくないようです。
摂食障害専門カウンセラーとして断言します！
ご家族は、食事管理もカロリー計算もしなくていいです。
フツーの食事こそ大事にしてください。
毎食（無理なら夕飯だけでも）、一人分ずつ、定食スタイルで盛り付けてください。
私が、食事に関していつもお伝えするのはそれだけです。
食事は、ご家族にとっても大きな悩みだと思いますので、より詳しい解説を動画にまとめました。