摂食障害カウンセリング
中村綾子です。
摂食障害には、かなり独特の考え方があります。
摂食障害に一度も悩んだ経験がない方には、
ちょっと理解しがたい思考回路もあります。
もし、あなたが、１度も摂食障害に悩んだことのないご家族であれば、
「え？」
「なんで、そんなふうに考えるの！？」と
拒絶するのではなく、
とりあえずは、「そんなふうに考えてしまうんだ」と受け止めることを意識してください。
もし、あなたが、摂食障害真っ最中で、
同じように苦しんでいるのなら、今の思考も
かならず回復に向かうものだと信じていてください。
私は、その1人ですから＾＾
今回のご質問をご紹介します。
＊ブログ回答は、私の個人的な経験とカウンセリング方針に基づいています。
＊全ての方に当てはまるとは限りませんので、予めご了承ください。
ホントは、普通に食べたいんです。
自分はクズでゴミ以下の存在。
だから生きる為にご飯を食べるなんて有り得ない。
毎日そう思い続けてます。
辛い。
しんどい。
どうしたら意識が変えられますか？
ご質問をありがとうございます。
本当にツライですよね。。。
いつもいつも
自分へのダメ出しをされているように感じて
いつもいつも
なんで生きているんだろう？という考えがグルグル回って
いっぱいいっぱいの心の状態かとお察しします。
私も、かつては同じように悩んでいました。
その中から、少しでもヒントになればと思い、以下の３つで
お届けします。
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１．自分だけで抱え込むことを諦めよう
２．「空気吸っているのが申し訳ない」と思っていた私
３．どうか、生きていてください
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１．自分だけで抱え込むことを諦めよう
今、誰にも相談できなくて
他の誰もこんなふうに悩んでいるとは思えなくて
ネット検索ばかり続けてしまったり
引きこもり状態になってしまったりしていませんか？
まずは、1人で抱え込むことを諦めていきましょう＾＾
ネットではなく、リアルの関係へ
頭の中ばかりではなく、実体験へ
出会うということ
知るということ
これは、人と人とのふれあいです。
人と人の「心のふれあい」です。
今、ツライのだから、「ツライ」と言ってみよう。
今、苦しいのだから、「苦しい」と言葉にしてみよう。
あなたが、あなたの感じたことを否定しないで、
あなたが、あなたの想いを言葉にすること。
それは、あなたがあなたを大切にしてあげることの１つなのだから。
２．「空気吸っているのが申し訳ない」と思っていた私
こうして今、カウンセラーという立場で、
いろんなことを書いていますが・・・
今回のご質問と同じように
思い悩んでいた日々がありました。
「空気を吸っていて申し訳ない」
「『食べる』に値しない人間だ」
ずっと私は、そう思い込んでいました。
誰かに言われたのでもなく
何かに書いてあったのでもなく
それでも、ずーっとそんな想いで苦しんできました。
世の中の立派な人が
立派な仕事をしていくために
空気を吸っているのに
自分なんかが、その大切な空気を吸ってしまって、
申し訳ない。。。
生きていることすべてがダメに思えて
生きている価値のない人間としか思えなかったから
「食べる」ことも、自分に許せなかったのだと思っています。
３．どうか、生きていてください
私が今１番伝えたいことは、
「どうか、生きていてください」です。
上記の通り、私もずっと苦しかったです。
いろんな病院に行き
１０回、転院しました。
どの主治医も摂食障害に１度もなったことないのに、
「わかる！」と言われて、一層、傷つきました。
過食で働けなかったのに、就職活動では、
「この期間、なんで仕事していないの？」と聞かれて、
心が折れていきました。
身体の症状ばかり出て、原因不明のまま
苦しんだ時期もあります。
それでも今、生きることを諦めなくてよかったと、
心から思っています。
治ろうと本当に思えたのは、こんな気持ちにたどり着いたことも
１つの大きな要因かと思っています。
・・・・・・・・・・・
どうせ生きているのだから
やりたいことをやって、
言いたいことを言って、
食べたいものを食べて、
笑っていきていたい。
・・・・・・・・・・・
私たちは、どーせ生きているのです＾＾
生きているのだから、
苦しみばっかりは、やっぱりイヤですよね？？
だから、ちょっとは楽しいほうがいいと思うし、
ちょっと楽しいことがあると、
やっぱり生きるって、いいことかも・・・と
思えるかもしれないです。
社会の中で生きていくということは、
上手くいかないことも
嫌な人に出会うことも
たくさんあります。
でも、きっとあなたが今考えているほど、
社会は、怖く恐ろしい場所ではないと思っています。
だから、大丈夫。
今日も明日も生きていこうね。