摂食障害は家族のせい?!

2020/05/28修正

摂食障害カウンセリング
中村綾子です。

摂食障害の原因って、何だろう?

食べることが上手くいかなくて
人付き合いも上手くいかない時、

原因は何だろう?という気持ちが
頭の中でグルグルしていることと思います。

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私は、決して原因探しがダメだとは思っていません。

何事も、原因がないところに結果はないからです。
なんらかの原因はあって、今の摂食障害が起こっているものと考えています。

ですが、
そこから何を学び
どう行動していくか、という視点を大切にしているでしょうか?

今回のご質問をご紹介します。

*ブログ回答は、私の個人的な経験とカウンセリング方針に基づいています。
*全ての方に当てはまるとは限りませんので、予めご了承ください。

◆メルマガ読者さんからのご質問◆

「家族の中で私はとても邪魔な存在なんだ」と思う事が増えてきました。

特に母から毎日何かにつけて文句を言われ、
機嫌の良いときには良くて悪いときにはダメで、
統一性がないので混乱ばかりしてしまいます。

一番辛いのは頑張って体重を増やし、
出来ることからやろうとしているのに、

そんな態度を取られたりすると、
頭の中が母に対する恨みや憎しみでいっぱいになり、
食べる事を強要したり痩せに走ろうとしたり暴言を吐いたり、とにかく攻撃的になってしまいます。

私はその家族の問題のせいが大半で病気が良くならないと
思っているのですが、それはただ人のせいにしてるだけなのでしょうか?

そんな家族の対応はしょうがないと割りきるべきなのでしょうか!?

ご質問をありがとうございます。

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1.「生まれつきの摂食障害」は無いのだから

2.悪循環を断ち切るために必要なコト

3.あなたが『その1人』になってください。

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1.「生まれつきの摂食障害」は無いのだから

生まれつきの摂食障害はありませんよね。

特別な病気がない限り

私たち全ては、
生まれた時は
食べたい時間に
食べたい量を
食べていたはずです。

本能であるはずの食が
うまくいかなくなるまでに、
いろんな人と関わってきました。

その関わりの中で
一番近い存在は、
やっぱり家族ではないでしょうか?

あなたのご両親もまた
そのご両親から影響を受けたり
お友達、親戚、ご近所から
いろんな関わりがあったはずです。

私は、どんな摂食障害であっても、家族の影響は大きいと思っています。

だから、「家族のせい!」と思うことがあっても、別にいいと思っています。

「家族のせい!」と思っているなら、そこから何が出来るか、見つけていくことを大切にしていきませんか?

2.悪循環を断ち切るために必要なコト

家族ってある意味、密室の関わりなんです。

同じことをグルグル考え続けたり
同じことで口論を続けたり

お互いがお互いを責め続けて
お互いがお互いを傷つけて

だから、摂食障害を家族の中だけで解決しようと考えるのは、キケンかもしれません。

今の悪循環を断ち切るために必要なのは、第三者の関わりです。

それが、医師・カウンセラーという治療者の役割なのです。

繰り返しお伝えしていますが、相性のいい治療者と出会っていますか?

今の治療者を信頼できますか?
今の治療者から何を学びましたか?

あなたは、あなたの治療者を選ぶ権利があります。

それは、あなたが治るために必要なことですから。

3.あなたが『その1人』になってください。

以前、健康番組でこんな言葉がありました。

いいなぁと思う人は、10000人
実際にやってみる人は、100人
続ける人は、1人。

あなたが、その1人になってください。

生活を改善して
数値に変化があった芸能人に向けた
医師からのコメントでした。

やり続けること。

今、あなたが変わろうとしているタイミングかもしれません。

それなら、ぜひ継続してください。

摂食障害の回復と家族の変化は、大きく分けて3パターンあります。

■摂食障害のあなたと家族の同時進行

■家族の変化から、摂食障害の回復

■摂食障害の回復から、家族の変化

ご本人のカウンセリングとお母様の母親カウンセリングを
併用されている場合は、同時進行を目指しています。

もしかしたら、これが最短で回復できる方法かもしれませんが、
お母様とあなたが、同じモチベーションを維持していくことが課題となります。

少し回復が始まった時に、お母様の気が緩んでしまうと、
摂食障害のご本人が見捨てられたと感じて、逆戻り、、、というリスクはあります。

■家族の変化から、摂食障害の回復

これは、母親カウンセリングだけで、摂食障害の娘さんに変化を起こすパターンです。

母親カウンセリングの4段階として、

(1)お母様の気持ちの変化
 
 ↓

(2)お母様の行動変化

 ↓

(3)娘さんの気持ちの変化

 ↓

(4)娘さんの行動変化

という流れがあります。

もちろん、全てが一直線に変化するとは限りません。
また、年齢によっては、母親カウンセリングだけでは、なかなか難しい場合もあります。

■摂食障害の回復から、家族の変化

カウンセリングでは、多いパターンですし、私自身もこのパターンです。

私は、変わろうとしない母に
変わること望んできました。

その気がない母に、
カウンセリングを受けてもらったり
主治医に会ってもらったり

「お母さんが変わらないから、私は治らないんだ!」

何度、叫んだことでしょうか。。。

でも、母は変わってくれました。
私の摂食障害が治った後に。

食べることがフツー。
働くこともフツー。

口論もするけれど、
摂食障害真っ最中のような
生きるか、死ぬか、、、という次元にはならないのです。

私が治っていく過程の中で、
母の中に安心が増えていったことと思います。

安心が増えたから、
ゆったりしています。

安心があるから、
じっくり話を聞いくれることが増えました。

私が、摂食障害の頃に望んでいたタイミングとは違いますが、
母なりのタイミングがあったのだと思っています。

・・・

家族全体が変わることが、とても大切です。
けれど、同時進行とは限りません。

私は、だれか1人が本気になれば、必ず変化はあると思っています。

あなたが、その1人になっていきませんか?
まずは、コレを始めてみてください^^