摂食障害カウンセリング
中村綾子です。
摂食障害を含め、
いろんな心の病気がありますが、
いずれも、多くの誤解が生まれやすい印象があります。
周りが理解するのがむつかしいことも分かります。
摂食障害に悩んでいるあなたが、
自分自身が分からなくなることがあるのも分かります。
でも、誤解が誤解を呼び、
行き違いを生み、
回復がなかなか上手くいかなくなってしまう場合もあります。
心の病気は、そんなにカンタンでもないし、
あっという間に治るものでもないからです。
じっくり、
しっかり、
時には見たくない感情にも触れることがありますし、
時には自覚せずにきたことに気付かされることもあります。
今回のご質問をご紹介します。
*ブログ回答は、私の個人的な経験とカウンセリング方針に基づいています。
*全ての方に当てはまるとは限りませんので、予めご了承ください。
◆メルマガ読者さんからのご質問◆
家族で食べているときは、「幸せ!」と思える。
でも主人の仕事の関係で、息子とふたりの食卓があります。
そのときに、猛獣のようにガツガツ後悔しながらたべてしまいます。
幸せと思いながら、たべたい。
ふつうに食卓をたのしみたい。
やはり気持ちひとつですよね?
ご質問をありがとうございます。
「気持ちひとつ」。
摂食障害は心の病気、という意味では、
確かに正しい意見かもしれません。
ですが、「気持ちひとつ」という言葉は受け取り方によっては、
・気の持ちよう
・気にしているから
・気分次第・・・etc.
こんなふうに、ちょっと軽い意味の印象にも感じてしまいます。
摂食障害は、病気なのです。
ちょっと気持ちが変われば治るものではなく、
ちょっと気分転換すればOKなのでもなく、
もっと根本に抱えているものがあるのではないでしょうか?
今、何も問題がないという方も
何も自覚がないと思う方も
それでいいのです。
あなた自身の力だけでは分からないのだから、
ちゃんと治療者に頼っていきましょう。
私はやっぱり、コレが必須だと思っています。