中学生・高校生のお嬢様をお持ちのご家族が、ついスルーしてしまいがちな話題があります。
それが──
「もし、このまま治らずに《ひきこもり》状態になったら、家族はいったい、どれだけの経済的な負担を抱えるのか?」
という現実です。
「まさか、そんな年齢になっても摂食障害のままだなんて…」
そう思いたくなるのは当然です。
でも実際には、20代・30代・40代になっても治らず、《ひきこもり状態》が続くケースは、けっして珍しくありません。
摂食障害+ひきこもり試算一覧(月あたりの支出)
*上記は最低限の生活で試算しています。自費カウンセリングやサプリメント購入などは含まれておりません。
ご家族の経済的負担は、いくらになるか?
最低限の生活では…
▶月あたり 約5万〜8万円以上の支出が発生します。
▶ 年間で 60万〜100万円超
▶ 10年続けば、600万〜1000万円以上の経済的負担に。
過食嘔吐など「食の症状による出費」が加わった場合の試算
たとえば、摂食障害の中でも、症状が過食嘔吐の場合、高額になりがちです。
通常、過食嘔吐の方は、月10万円以上、「食べて吐くだけ」につかっていると言われています。
その場合、
▶ 月の支出は【15万〜18万円】
▶ 年間で180万〜216万円
▶ 10年間で 1800万〜2000万円超
にもなるのです。
お金だけじゃない、ご家族の「見えない負担」も…
摂食障害のお嬢様が治らないまま、《ひきこもり状態》で家にいる場合、ご家族には様々な負担が重くののしかかってきます。
・通院の付き添い、行政手続きの対応
・家族との関係の悪化や、夫婦・きょうだい児への影響
・親が仕事を辞めたり、人生の選択を変えざるを得ないことも
*補足:きょうだい児とは、摂食障害ではない姉妹兄弟
カウンセリングでもよくあるのが、きょうだい児の結婚です。
「きょうだい児」が結婚する場合、
・両家の顔合わせは、どうする?
・「お姉さん、お仕事は?」と聞かれたら、何ていう?
・挙式で、共通の友人・知人と再会してしまったら…
など様々な課題に直面していきます。本来はおめでたい結婚というイベントにもかかわらず、ご家族はとても頭を悩ませるイベントになってしまいがちです。
このように、摂食障害が治らないまま《ひきこもり状態》になってしまうと、経済的な負担だけではなく、高齢になりつつあるご両親にとって心理的な見えないコストが大きくなりがちです。
積み重なっていけば、確実に家族関係もギクシャクしてしまいます。
「摂食障害の回復にかけるお金」は、未来を守る《節約》です
回復のためのカウンセリングやサポートにお金を使うことは、一見「出費」に見えるかもしれません。
しかし、摂食障害の回復のための出費は、未来の負担を未然に防ぐ《投資》です。
上記の通り、将来的には、数百万円〜数千万円の負担を回避するための節約でもあります。
私は、「いま治すことができるうちに」できることを、一緒に考えるカウンセリングを行っています。
継続コースの場合は、夜中でもメールでのご相談が可能なプランをご用意しています。
ご家族(特にお母様)は、ひとりで抱えず、今のうちにご相談ください。
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追伸:
「もう少し様子を見よう」と思っていたご家族ほど、数年後に「もっと早く動けばよかった」と後悔されている場合が多いです。
回復のタイミングは、いつでもあるように見えて、実は限られていますので、ご家族はできるだけ早く行動しましょう。