摂食障害の家族相談

【摂食障害Q&A】母に食べることを強制したり運動制限させてしまいます

摂食障害カウンセリング
中村綾子です。

家族に食べさせる。

「お母さんが沢山食べてくれないと、私が食べられない!」
「まわりの人が沢山たべると、私が安心するの」

こうした言葉を、何度聞いてきたでしょうか。。。
flowers-1346097_640
摂食障害カウンセリングを開始してから、こんな声を、とてもとても多くいただきます。

一方で、こうしたことを一切要求しないクライアント様もいらっしゃいますが、実は少数派ということが分かってきました。

私自身は、親に食べさせるとか、食事量を比べることが全くありませんでした。

今回の回答は、摂食障害専門カウンセラーとして12年以上の経験をもとに書いていきたいと思います。

メルマガ読者さまのご質問をご紹介します。

*ブログ回答は、私の個人的な経験とカウンセリング方針に基づいています。
*全ての方に当てはまるとは限りませんので、予めご了承ください。

◆メルマガ読者さまからのご質問◆

母親との関係がうまくいかず、
食べることを要求したり運動制限させてしまったりしてしまいます。

気持ちを分かって貰えない辛さが大きくて、
憎しみや復讐じみた気持ちが沸いてきて止められません。

母が、「憎しみを持たせるような事をしたり言わなければ良くなる!!」と、思うのは自分勝手でしょうか?

やはり、いつまでも受け身でいることが治らない原因の1つなのでしょうか!?

ご質問をありがとうございます。

本当にむつかしい問題であり、
かなりデリケートな話題でもあります。

そのことをご了承の上、以下の考えるヒントをお読みいただければと思います。

1.【摂食障害の辛さ】「分かってもらうため」に、どんな努力をどれくらいの期間、続けてきましたか?

摂食障害カウンセリングでも同じような声をいただきます。

「分かってくれない」
「分かってもらえない」

摂食障害を一般的な人に理解してもらうことは、
とても難しいと感じています。

正確に言うなら「摂食障害という病気」への理解以上に、「摂食障害に悩む心理」への理解は、本当に困難です。

そのため、「分かってくれない」と感じることも、私には理解できます。

同時に、もう1つ疑問が沸きます。

「分かってもらうため」に、何をしてきましたか?
bouquet-of-roses-1246490_640
きっと、多くの方が、この質問には何も答えられないはずです。

そして、いつの間にか「察して欲しい」ばかりになっていませんでしたか?

こんなに辛いんだから、分かってくれて当然!
こんなに怒っていることも、分からないの!?
こんなにイライラすること、分かるでしょ!?

そんな激しい感情と共に、
あなたは、いろんな「行動」に出てしまっていませんか?

物に当たり
人に当たり
自分を傷つけ・・・

拒食・過食も広い意味で言えば、自傷行為と考えています。

「分かってもらう」ために出来ること。
きっとあるはずです。

それを見つけていくこと。
試行錯誤を続けていくこと。

これらも、あなたが「今、出来ること」ではないでしょうか?

2.【摂食障害の回復】母と娘、変わるのはどっちが先?

お互いに押し付ける傾向があるようです。

摂食障害の娘さんは
「お母さんが変わってくれないと、私は治らない!」と叫び、

摂食障害の娘さんを持つお母様は、
「病気なのはあなたなのに、なんで母親の私のせいなのよ!」と怒りが沸き・・・

いつもいつも、相手を責めて、相手を変えようとしてしまう。。。。

これが続いている間は、口論ばかりで、摂食障害という病気の回復は難しいかもしれません。

私は、摂食障害のお嬢様とお母様のどちらが先でもいいと思っています。

どちらが先でもいいので、どちらか一人が本気になって、自分から変わる努力をしてください。

例を挙げます。

・・・・

コップの中に、無色透明の水があるとします。

濃いピンクが1滴落ちただけで、
水の色は、変化していきます。

変化せざる得ないのです。

・・・
つまり「濃いピンクの1滴」が、「変化した人」です。

変化した人が、家族の中で一人でもいれば、家全体が変わらざる得ないのです。

どちらが先でもいいです。

けれど、少しでも早く、「言い訳」を辞めて変化を初めて欲しいなと思っています。

強制的に食べさせた結果、お母様が病気になったら、どうしますか?

「家族に食べさせてしまう」

こうした声は、摂食障害カウンセリングでもいただきますが・・・
現実問題として、考えているでしょうか?

食べさせ続けた結果、もし、お母様が病気になったらどうしますか?

あなたは、それを望んでいますか?

病気になって、お医者さんから理由を尋ねられた時、「実は・・・娘は、私が食べないと怒るんです」と答えている姿、想像していますか?

どうか、向き合ってみてください。

お母様が病気になってしまった姿
入院している姿、
主治医の先生に答えている姿・・・

リアルに想像してみてください。

今のあなたは、それを望んでいるでしょうか?

きっと、違うはずです。

暴言は、いくら言ってもいいと思っています。
私は、暴言を決して悪いことだとは思っていません。

なぜなら、「言葉だけ」だからです。

でも本当は、もっと上手く言いたいことを整理して、穏やかな口調で伝えたいと、あなた自身も思っていることでしょう。

けれど、「上手く伝える」ためにも、まずは自分の心を落ち着かせるスキルを身に着けていきませんか?

日常的にできる方法はこちら
↓↓↓

【動画教材】摂食障害と呼吸法:心と体を癒す実践ガイド
摂食障害のSNS情報に振り回されている方におすすめ。《イメージ》を活用した心と身体が解放される呼吸法。国家資格・公認心理師による専門カウンセリングでも実践し、効果を挙げいます。