摂食障害の家族相談

「摂食障害の娘の苦しみを取ってあげる方法を教えてほしい」

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

 

摂食障害専門カウンセリングでは…

 

いつも通りですが・・・
「母親カウンセリング」のご希望をたくさんいただいています。

 

 

中でも、非常に多いのが、「高校生の娘を持つ母親」という立場のお母様方です。

 

・学校に行けれません。

・引きこもっています。

・出席日数が危ないです。

・転校先でも上手くいきません。

・友達から「◯◯」と言われて以来、食べなくなりました・・・etc.

 

そして、


「この先、どうなるのか不安でたまりません」

という声です。

 

これからお越しいただく方も、
カウンセリングを受けた経験が無い方も、
まず、確認しておいてほしいことがあります。


母親カウンセリングは、お母様のためのカウンセリングです。

 

お母様がお知りになりたいことは、「娘が学校に行く方法」かもしれません。
でも、それは母親カウンセリングの目的ではありません。

「摂食障害の娘の苦しみを取ってあげたい」と思っているかもしれませんが、「取ってあげる」のはお母様の役割ではありません(【参照】摂食障害の回復:3つの役割分担)。

お母様の役割は、お嬢様にその苦しみと立ち向かう勇気を与え、立ち向かうための適切なサポートを続けていくことです。

 

そのために、今スグ出来ることは、お母様自身が変わっていくことです。

 

今、学校にいけれない状態でも、イライラしなくなる。

今、摂食障害でも、ちゃんと治ると信じられるようになる。

今、お嬢様がひきこもり状態であっても、この先、仕事をして社会復帰が出来るようになる・・・etc.

 

そんなお母様自身のの心の変化なのです。

 

母親カウンセリングの4段階を、繰り返しお伝えしています。

 

迷った時、
上手く行かない時、
不安でたまらない時、
かならず立ち返ってほしいのです。

 

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■母親カウンセリング4段階

 

(1)お母様の気持ちの変化

(2)お母様の行動の変化

(3)お嬢様の気持ちの変化

(4)お嬢様の行動の変化

 

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「なんて言ったらいいですか?」は、いきなり(2)行動の変化を求めてしまっていることです。

 

「どうしたら学校に行くようになりますか?」も、いきなり(4)お嬢様の行動の変化を急いでいることになります。

 

何よりも1番最初に必要なのは、お母様自身の気持ちです。

 

お母様自身の気持ちが変わっていくために、イロイロやることがあるのです。

 

今、ご夫婦の関係は、いかがですか?
何でも話し合える・言い合える関係ですか?

 

お母様自身の親子関係はいかがですか?
昔からの確執に、実は苦しんでいませんか?

 

義父母との関係はいかがですか?
介護や病院への付き添いで疲れ果てていませんか?

 

1個ずつなのです。

 

1個ずつ、いろんな感情を整理して、
1個ずつ、いろんな言葉で表現して、
1個ずつ、周りに伝えて、
1個ずつ、改善していくのです。

 

お嬢様の摂食障害が治ることも、「治りたい!」という気持ちが出てくることも、お母様自身が変化された、ずーーーっと後なのです。

 

長い道のりです。

 

イヤになることもあります。
苛立つこともあります。

 

それでも、お母様しか変わる人はいないのです。

 

今、お母様に覚悟はありますか?

 

【初回限定】単発カウンセリングのご案内は、こちらです。