私が摂食障害の通院がイヤになった時:カウンセラーの立場で振り返る

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

摂食障害歴7年の間、ずーーーっとどこかの病院には通っていました。

でも、「やめたくなった時」「上手くいかなくなった時」はたくさんあります。

そして、いつも悩んでいました。

主治医と上手く行かなくなった時、みんなどうしているんだろう?
どんな気持ちで通院を続けているんだろう?
転院のタイミングって、どう考えるんだろう?

実際、こうした悩みでネット検索したこともあります(笑)。

でも、全然見つかりませんでした。

「病院には行っているけど、イマイチ上手くいかない」という方も、
実は多いのではないか?と思うのです。

そのため、今回は私が「通院を辞めたくなった時」を取り上げます。
同時に、カウンセラーとしての立場からのアドバイス付きです。

*番号は、優先順位ではなく、便宜上です。

■私が通院を辞めたくなった時

(1)待合室ががザワザワしていたり、幼い子が走り回っていたりする時

(2)予約制なのに、何時間も待たされる時

(3)薬の処方が間違っていた時

(4)「絶対言われたくない言葉」を再び言われた時

(5)長期休みの後、すごい混み合い、診察時間の短縮されたり、疲れ果てている主治医の姿を見た時

(6)1分診察に意味を感じなくなった時

(7)いつもと違う意見を言われ、混乱したまま診察時間が終了になった時

ざっと挙げただけでも、こんなにあります^^;;

公認心理師・中村綾子
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(1)待合室のざわざわと(2)何時間もの待ち時間

「診察前」のストレスなので、とてもとても苦痛でした。

病んでいて、しんどいから受診しているのに、
診察にたどり着くまでに、たくさんのストレスを受けてしまう・・・。

今でも、よく覚えているのが家族総出の受診です。

幼い子が患者さんなので、お母様がついてくるのは当然でしょうが・・・

お母様1人では不安なのか、お父様も一緒。
さらに幼稚園くらいの幼い弟も連れてくるしかない・・・。

ご家庭の事情は様々だと思いますが、10席くらいしかない待合室の中で、4人で大騒ぎ。

こうした場面が、とてもよくありました。

「待つ」ということ自体、心身ともにエネルギーを消耗する時間でした。

(3)の薬の間違い

実は何度もありました。

「処方箋を受け取ったら、再確認してください」と記載があったり、言われたりしていましたので、確認しなかった私の責任でもあるのですが・・・

上記の理由で、診察前から疲れているので、診察後は早く帰りたい一心でした。

なので、自宅近くの薬局で、はじめて間違いが発覚するという始末。。。

病院も閉まっている時間帯だったり
問い合わせても主治医が診察中だったり、
週末だったりするとさらに数日、薬が間に合わない・・・という事態になったこともありました。

(4)絶対言われたくない言葉

言葉ですが・・・

やっぱり「頑張って」という言葉が1番イヤでした。

イヤということを何度も伝えても、何度も言われてしまう。。。。
その繰り返しで、「通院を辞めたい」になっていきました。

(5)の長期休みの後の診察室

(2)の待ち時間とも重なります。

混雑する理由は、

・急遽、体調を崩した患者さんが来院した。
・休み中、薬が足りなくなった。
・休み中、いつもの曜日に受診が受けられなかった・・etc.

ということがあるようです(実際に、通院中に主治医から聞いた話)。

でも、定期的に受診して、予約している身としては、あまり納得がいくものではありませんでした。

何のための「予約制」なんだろう?
何のための受診なんだろう?

そんな疑問で、また嫌になっていったのです・・・。

(6)の1分診察

本当に1分でした。1分未満かもしれないです。

主治医の先生は、決まりきったように毎回、このセリフを言うだけですから。

「中村さん、こんにちは~。体調どうですか?ではお薬出しておきますね~。また次回。お大事に~。」

受付して
順番を待って
名前を呼ばれて
診察室に入って、
すぐに終わってしまいました。

「え?まだカバン置いていない・・・」

これが、日常的にありました。
このために、往復3時間。

最初は厳しいことも言われないからラク。
体重測定もないからラク。

そんな気楽さだけで通院していましたが、
このまま通っていても進展がない・・・

そんなふうに感じて、嫌になっていきました。

(7)いつもと違う意見に混乱。

いくつもの病院・クリニックで同じようなことを経験しています。

実際、「気まぐれ発言」としか思えない言葉もありました。
また、どの主治医にも「摂食障害をどう考えているか?」とストレートに質問したこともありませんでした。

なので、普段とちょっと違うことを言われると、
一気に何を信じて、
何を頼りに生きていったらいいのか、分からなくなりました。

そのまま辞めてしまった病院もあります。
イライラが止まらないまま次の診察まで
すごく辛かったこともあります。

今から思えば、ちゃんと話し合った上で、転院を含めて考えたほうが
お互いのためによかったなと思っています。

・・・

いかがでしょうか?
当てはまる箇所はありましたか?

私が嫌でも通院を続けたのは、
やっぱり病気という自覚だけはあったからだと思います。
あと薬を辞められないと思っていたのもあります。

でも、1番大切なことが、当時の私にも欠けていました。

「自分が、どんな治療を求めているか、ハッキリさせること」です。

こっちの病院に行っては、Aという考え。
あっちの病院に行っては、Bという考え。

短い時は、数か月で転院を続けて、
いろんな考え方にフラフラ・うろうろしているだけでした。

回復のために、
何が必要で
どんな治療を求めているのか?

そんなことを真剣に考えたことがありませんでした。

「分かってくれる人に出会いたい」

そればかりで、やっぱり他力本願だったのです。
だから長い年月がかかってしまいました。

摂食障害という病気は、誰かが治してくれるものではありません。
摂食障害の回復とは、あなた次第なのです。

あなた次第だからこそ、
あなたが、病院をえらぶ立場なのです。

あふれる情報に振り回されるよりも、
あなたが求めているものをハッキリさせること。

私が多くの失敗をしてきたからこそ、
あなたが主体になって選ぶことが大事だと思うのです。

ずっと他力本願だったからこそ、
転院10回を経験しています。

どんなに上手くいかなくても通院を辞めなかった理由はこちらです。