拒食でも過食でも代謝が落ちる理由

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

いきなり結論ですが・・・

拒食でも過食でも代謝が落ちていきます。
つまり、「太りやすい身体」になってしまいます。

注意:医学的・栄養学的にも学んでいますが、私の経験談やカウンセリングを通して得た知識に基づきます。個人差があると思われますので、お身体の状態につきしては、個々の治療者にご相談ください。

私自身は・・・
拒食から、すこーし体重が増える頃、
顔が異常に浮腫んでいました。
顔だけみると肥満体型にも見えるのですが、全然写真でもウエストも手足もガリガリ・・・。

急激に過食した時は、お腹が異様に出て、下半身全体が重たくなりました。。。

そして、「ちょっと食べればすぐ太る」という代謝の悪い身体が出来上がっていきました。

私なりに考える、拒食でも過食でも代謝が悪くなる理由は・・・

1.食事量の波が大きい
2.栄養バランスが悪い
3.食べることに、気持ちが否定的

公認心理師・中村綾子
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1.食事量の波が大きい

拒食だけの場合、「ずーーーーっと超・少食」で何年も経ってしまうという方がいないわけではないですが・・・

拒食から少しまっとうな食事に変えて、
再び食べるのが怖くなって・・・
というのを繰り返したり、

ずっと拒食でガマンの連続で、いつか爆発!ということもよくあるパターンです。

さらに、過食症で「過食だけ」と言っても、過食の時以外は、絶食に近いこともよくあります。
胃袋がいっぱいで、物理的(?)に食べ物がこれ以上入らない場合も含めれば、きっとほとんどの過食症の方に当てはまると思います。

食事量が激しく増減すると、
やっぱり身体がついていかなくなるのです。

身体にとって負担がかかることだから、
「貯めこもう!」という身体になり、
結果、「代謝が悪い」「太りやすい」につながると思います。

2.栄養バランスが悪い

コレは、すべての摂食障害の方に当てはまりそうですが・・・

野菜中心だったり
炭水化物を極端に減らしていたり
油を全く摂らなかったり・・・etc.

これらは、私の摂食障害時代そのまんまですが(汗)、
バランスが悪いと、やっぱり太りやすくなるみたいです。

上記の真逆で、バランスが整うとしたら・・・

野菜中心⇒野菜ばっかりを辞める
炭水化物を極端に減らす⇒ご飯1杯分は必ず食べる
油を摂らない⇒油を摂る

といった、かなりシンプルな解決方法があるのです。

でも、受け入れられない・分からない・・・を続けてしまう方がほとんどだと思います。
理由は、心だからです。

治りたいけど、治りたくない。
治りたいけど、治ることが怖い。
治りたいけど、太らずに治る方法は無いのか・・・と延々とネット検索してしまう・・・etc.

摂食障害の回復に1番大事で、根本の「心の回復」、ちゃんと取り組んでくださいね。

3.食べることに、気持ちが否定的

上記の「心の回復」にも重なりますが・・・
食べることそのものを否定していませんか?

できる限り少ないカロリーに!
できるだけ食べないように!
食べてはいけない!
お腹がすいたなんて言わない!

で?????

そんなふうに心身を痛めつけて、何か手に入ったでしょうか?

周りより細身の身体でいるかもしれませんが、
もしかしたら、周りは、ちょっと距離を置いているかもしれません。

周りの人より、成績がイイかもしれませんが、
ホントはみんなと楽しそうに喋ってる人たちをうらやましいと思っていませんか?

周りの人より、「一生懸命だね」「頑張るね!」と賞賛されているかもしれませんが、
ホントは、そんな自分を辞めたくてたまらないのに、辞められないことに苦しんでいないでしょうか?

必死に食べないように頑張っても、心も身体も上手くいきません。
「分かってくれないから食べない!」と宣言しても、誰も分かってくれません。
「食べていないのに太る!」と泣いても、心が変わっていかない限り何も変わりません。

食べるという人として当たり前のこと。
産まれたばかりの赤ちゃんでも、食べたい時に食べてお腹いっぱいになったら終わりになるという当たり前のこと。

それは、人として「やっていイイこと」なんです。

食べてはいけない人なんていません。
何かが出来ても・出来なくても、食べていい。

そんなにも自分を追い込まないで。
追い込み続けた先に「たのしい」は無いのだから。
食べていいんだよ、という想いを込めました。