過食嘔吐を止められたのに、外食でスイッチが入ってしまう。

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

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回答がなかなか追いつかないですが、少しずつ書いていきたいと思います。

◆ご質問

過食嘔吐止められた期間が続いても外食や差入でスイッチが入り又過食嘔吐っていうのを繰返してます。

症状が止んでる間にコンビニの菓子パンやスナックを食べるのが怖いです

過食嘔吐は、「止める」モノですか?

このブログを読んでくださっている方なら、繰り返し目にしていると思いますが・・

摂食障害とは、心の病気です。

過食嘔吐という症状も、心の不調から出ています。

心が変わっていけば
過食嘔吐は「止める」のではなく、自然に止まっていきます。

過食嘔吐は、頑張って「止める」のではなく、過食嘔吐そのものが不要になるのです。

心がどんな状態なのか、見ていますか?
心の不調は、いつから、どんな理由で始まっていますか?
心の治療は、受けていますか?

まずは、「過食嘔吐を止める」という発想から変えていきましょう^^

ただし、以下の例外も記載しておきます。

例外:過食嘔吐を減らすことをオススメする時

次回のカウンセリングまでに、過食嘔吐を●回にしよう。

カウンセリングで、こうしたご提案をさせていただくことがあります。
全体的にみれば、回数をご提案するのは、かなり少数です。

でも、過食嘔吐の回数を減らすことを最優先しなければいけない場合があります。

それは、身体へのダメージが大きいと判断する時です。

・過食嘔吐が長年続いている
・1日に何回も過食嘔吐をする
・過食嘔吐に使う金額が大きい

ここでは、回数や金額について、あえて数字は記載しません。

でも、身体へのダメージが大きいと判断した場合には、かなりシビアに「回数を減らす」ことを最初の目標としてお伝えしていきます。

摂食障害は心の病気。
でも、身体あってこその、心なのです。

身体へのダメージが大きいと、じっくりしっかり考えることが難しくなります。
ホントはしんどい身体になっているはずなのに、「感じない」ということが多くなってしまいます。

だから、過食嘔吐の回数を減らすことが必要なのです。

減らして慣れていってから、心の話をしていきましょう、という順番でカウンセリングを行います。

治るとは、「食べるのが怖い」が無くなること

私の知る限り・・・
世の中の摂食障害の治療法や考え方は、かなりナゾなものが多いです。

過食をガマンさせたり
過食嘔吐を禁止するために、食後のトイレ使用を禁止したり
持ち歩きのお金を制限したり・・・

実際、私の入院中に見聞きしたり、全国各地からお越しいただいているクライアント様から病院情報をいただきますが、やっぱり謎なものが多いです。

だから、

過食・過食嘔吐できない状況 と 回復 は、全くの別モノです!

つまり、

菓子パンやスナックを食べて過食・過食嘔吐の引き金となってしまう場合は、「回復」とは言えないのではないでしょうか?

たぶん、回復には波があるので、「大丈夫そう!」と思って菓子パンを食べたのに、その勢いで過食をしてしまった・・・という場合もあると思います。

きっと、そういう場合は、後悔や自分を責める気持ちが大きくなるでしょうが・・・
それの1つの経験です!

その場合は、経験したのだから、身体・心が教えてくれたことに素直に従っていきましょう。

大丈夫と思ったのに、そうじゃなかった、過食してしまった。
それなら、もっともっと心の問題を深く掘り下げて、解決していく必要があるっていうことです。

すべては、心!!!

これを忘れないでくださいね^^

心と向き合う・心を変えていく治療者に出会うこと。
それが、摂食障害の回復の第一歩です。

相性のいい治療者(医師・カウンセラー)に出会った時、あなたの中にこんな気持ちが沸くはずです。