摂食障害が早く治るために「一緒にいる時間」を増やそう

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

摂食障害はどうやったら治るのか?
この問いは、ずーっと抱えている方が多いです。

さらに、「どうやったら早く治るのか?」も、悩んでいる方が多いと思います。

まず前者の「摂食障害はどうやったら治るのか?」は、いつもブログでお伝えしている通りですが・・・

(1)相性の良い医師・カウンセラーと出会う
(2)家族で取り組む(母親カウンセリングは重要
(3)摂食障害の正しい知識を身に着ける(講座

です。

今回は、さらに突っ込んだ質問として、

摂食障害を早く治すには、どうしたらいいか?をお伝えしていきます。

大前提として、上記の「どうやったら治るか?」の3つは、すでに取得済み(もしくは現在進行形)であることが必要です。

相性の良い医師・カウンセラーに出会えていないなら、探し回って、手当たり次第ネット検索して、気になるところには全て問い合わせして、一刻も早く足を運んで、出会ってください。

家族で取り組むという意識がないなら、まずは、こちらの必読書を読んでみてください。

正しい知識がないなら、正しい知識を学んでください。当オフィスでは、毎月講座を開催しています。

その上で、さらに早く治るにはどうしたらいいか?です。

カンタンに言うなら、「家で一緒にいる時間をふやす」です。


一緒にいるとは、決してべったり親子になることをオススメしているのではありまません。

同じ家の中にいること。
それぞれが、それぞれのことをして
テレビ見ている人と
掃除している人がいる。

勉強している人と
料理している人がいる。

片付けしている人と
散らかしている人がいる(笑)。

一緒に何かの行動をしているわけじゃないけれど、
何となくお互いが「いる」ことがお互いに分かっていて
ちょっと必要な時には
ちょっと声を出せば
すぐに聞こえるし
すぐに話せるし
すぐに、また「それぞれ」になる。

決して何かの共同作業をしているのでもなく
決して膝詰めで話し合っているわけでもなく

ただ「一緒に居る」ということ。

「いる」ということは
居場所であり

居場所とは
物理的な場所ではなく
心の居場所。

自分には心の居場所がある、と自分で思える時
人の心に「安心」が芽生え始める。

摂食障害の回復に必要なのは、安心して甘えることのできる人間関係なのですから。

こちらの記事もご参考にどうぞ。
甘えたいを出せない・言えない人たち