【摂食障害】太った時にうれしかった言葉。

カウンセラー中村綾子です。

・拒食から体重が増えていく時に怖くてたまらない方
・「太ったー!」と大騒ぎするお嬢様にどう接したらいいか分からないお母様
・治るって太ること?と摂食障害の治り方にギモンを持っている方

などに向けて役立つ情報をお届けします!

公認心理師・中村綾子
プロフィール
著書一覧

私の摂食障害歴をカンタンに

私の経歴は、拒食症⇒過食・過食嘔吐という順番ですが・・

過食と過食嘔吐の時期は、1週間に1回という時期も多くて、連日過食(または過食嘔吐)だったのは、摂食障害歴7年の中でも1週間くらいだったと思います。

何かあると、がーっと食べてしまって、はぁ~~と落ち込む。。。
でも、連日過食にならなかったのは、単に体力が無かったからだと思います(笑)。
ぐったりして、過食すらできない、みたいな感じでしたね。

さてさて、
今回ご紹介するのは、拒食から過食になっていく、まさにその時です。

体重が増えてイヤで仕方がなかった時

体重が増えて増えて、嫌でたまらなかったです。

体重の増え方って、予想がつかないので、「先がみえない不安」がもう膨大ですよね。。。

どれくらい増えるのかも分からない
いつ止まるのかも分からない
どうやったら増えなくなるのかも分からない。

分からないことだらけで、でも誰も教えてくれなくて。
こういう経験があるので、今体重がちょっと増えてパニックになってしまう方の気持ちも、「あぁ~、そうだよね」って思うのです。

拒食の入院・退院後、まもなく過食がはじまりました。
過食がはじまったと同時に、体重がどんどん増えていきました。
見た目は、どんどん「ふつう」に近づきました。
「ふつう」になっていく自分も、イヤでした。

実際のところは、まだまだ「やせ」に範疇であっても、自分だけは「自分ほど太っている人間はいない・・・・」という思い込みが激しかったです。

友人の嬉しかった言葉とは

上記のような「太ってイヤでたまらなかった時期」に、友人と買い物に行きました。

当時の私は全然服には興味はなくて、試着するなんて、自分の太った身体をさらけ出すようで、ぜったいに出来なかったです。

友人が楽しそうに服を選ぶことに、一緒について行っている感じでした。

そんな買い物の前後で、私が今の身体が嫌でたまらないこと、前回会った時よりも太っているでしょ・・・という話をしていました。

そんな中、ふたりで移動中のエスカレーターに乗っている時、こう言ってくれました。

「あと5kgはいける!」

は?
そんな感じでした。

でも、同時に、私はうれしかったです。

なんの根拠もないけれど、
高校時代からずっと友達でいてくれる友人が
拒食の最低体重の頃も知っている上で言ってくれた言葉。

正確な体重の数値は、知らなかったはずです。
「あと5kg」の医学的な根拠なんてありません。

根拠はないけど、信頼はある!

これは、きっとお互いに、だったと思います。

もちろん、友人からこうしたうれしい言葉をもらって、何もかも不安が消えたとか、すぐに過食が止まったとか、そんな劇的な変化はありませんでした。

でも、摂食障害が治るって、こうしたいろんな場面でのいろんな人との関わりで、助けられたり救われたり励まされたり、ということが重なって、だんだん治っていくものだと思います。

回復が上手くいかない時に、こうした嬉しかった言葉をふと思い出して、ちょっとモチベーションが戻ってきたり、そんな繰り返しだと思います。

摂食障害が治るって、ホントに長い道のりで、ホントに嫌になることが山ほどあるけれど、私は治ってよかったと思っています。

私が治ってよかったと感じることが、今悩んでいるあなたにとって意味のあるものかどうかは分からないけれど、あなただけの「治ってよかった」が見つかりますように。。。

私が治ってよかった3つの理由とは。