摂食障害って、どうやって治るの?
カウンセリングで話すだけで食べられるようになるの?
家族にグチを聴いてもらうのとどう違うの?
そんなギモンにお応えしていきます!
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こんにちは。
カウンセラー中村綾子です。
摂食障害の頃、病院を10回転院してきました。
いろんな本を読んでも、いろんな医師・カウンセラーに会っても、ホントに求めている「治り方」と出会うことは出来ませんでした。
だからこそ、
自分が欲しかったカタチを、カウンセラーとしての自分が提供しようと思い、摂食障害専門カウンセラーとしてカウンセリングをご提供しています。
2013年に起業して以来、全国各地、時には海外在住の方からのご相談もいただいております。
クライアント様が、とても素晴らしい回復を遂げ、卒業されていくたびに、「カウンセリングの中身」をより分かりやすく伝えていく必要性を感じています。
そこで、当オフィスのカウンセリングで、摂食障害が回復していく理由を3回に分けてお届けしていきます。
摂食障害が回復する理由:家で取り組むことが分かるから
次回までに、
・コレやってみてね
・コレ考えてみてね
・●●を書き出してみてください
・ご家族で、●●について話し合ってみてください。
といった課題を、ほぼ毎回おつたえしています。
このやり方に慣れてくるクライアント様からは、
「次回までに、何やったらいいか教えてください」
という言葉が出るようになったり
さらに回復が進むと、
「次回までに、●●に取り組もうと思うんですが、それでいいですか?」
と自ら課題を設定し、カウンセラーには確認するだけでOKになっていきます。
その変化こそ、回復です。
私はホントに自発的な取り組みを素晴らしいと思っています。
私の摂食障害時代、いつも「迷子」でした
話を聴いてくれる先生を求めて、転々としてきましたが・・・
たとえ話を聴いてくれる時間があったとしても・・・時間が終了し、ドアの外に出たら、人ぼっち。
急に、ポン!と一人にされた感じがして、すごく孤独でした。
さらに、
「え?今から、何やるんだっけ?」
「今日、これから食べることはどうすればいいの?」
「今から何を食べるの?食べないの?」
「明日は、どう過ごしたらいいの?
きっと、健康な人であれば、そんなこと自分で決められるし、人に相談したいとも思わないかもしれませんが・・・
いつも不安で
いつもココロがいっぱいいっぱいで
いつも迷ってばかりいた
摂食障害時代の私には
何をどうしたらいいか
具体的に何も教えてもらえないことは
とても心細かったです。
そして
何をどうしたらいいか分からないからこそ
何をどうしたら自分は回復に向かっていけるのか
全く分からなくて
一体、何のために長時間かけて通院を続けているんだろう???
そんなことを、いつも考えていました。
今すぐ家で出来る!だから、摂食障害が回復に向かう
これまでのブログにも書いてきましたが・・・
摂食障害の場合、実際の回復が進んでいくのは、日常生活の中なのです。
カウンセリングの50分間という時間は、本当にあっという間です。
気づきがあっても
新しい情報を手にいれても
それは、それだけのこと。
気づくことは大事です。
でも、その後に行動を変えることのほうが、100倍大事です。
新しい情報を手にいれることも大事です。
でも、新しい情報を実際にやってみて、自分で感じてみて、「当たり前」に変えていくことのほうが、もっと時間がかかるのです。
だから、
カウンセリングで、「次回までに取り組んでほしいこと」をお伝えしています。
実際、私のほうのカウンセリング記録でも、
HW:●●●
と記載しています。*HWは、ホームワークの意味
まとめ:摂食障害が、当オフィスのカウンセリングで回復に向かう理由。
まとめです。
・次回までに、家で取り組むことが分かる(=課題)
・迷子にならない(過去の私のように・・・)
・カウンセラーと一歩一歩着実に進む
だから、摂食障害の卒業につながるのです。