【拒食症】小学生・中学生の拒食症が2倍に増加!?


衝撃的なニュースですが、もしかしたら思い当たるふしがあるご家族も多いかもしれません。

摂食障害専門カウンセラー中村綾子です。
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先日、こんなニュースを見ました。
コロナ禍で「拒食症」小中学生で約2倍に 

ニュースの中では、対人関係の交流が減少して…とありましたが、私的にはそれが原因かなぁという印象です。

最近の摂食障害専門カウンセリングのお申込み者さまの傾向と、摂食障害の全体像を踏まえつつ、小中学生が拒食症に陥りやすい理由を考えてみます。

小中学生の拒食症:ひとりで過ごす時間が長い!?

休校期間中は、ひとりで過ごす時間が長くなっていたかもしれません。

ひとり時間が長い=拒食症、という単純なつながりではなく、これまでの価値観から新しい生活(休校など)に馴染めないまま、感情表現が難しい時、心にため込んでしまうことが考えられます。

例えば、

・「さみしい」と言えない
・「しっかりもののお姉ちゃん」として生きている
・家で楽しむスキルが身についていない…etc.

特に、日頃、外の世界で大活躍していた場合(学校では学級委員、塾ではクラストップ、習い事では発表会/コンクールにいそしむ…etc.)、活躍の場が急に減ってしまったことに適応が難しく、周りの大人が気づかないうちにひとりでため込んでしまうのかもしれません。

小中学生の拒食症:「食べない」は手っ取り早い自己コントロール

小中学生の拒食症に限らず、年齢問わず摂食障害の共通点は「手っ取り早くできること」が挙げられます。

飽食の時代です。
コンビニがたくさんあります。

だから、スグ食べられます。
たくさん買う、たくさん食べるは「手っ取り早い」行動です。
特にイライラした時には。

しかし、小中学生という年齢限定で考えれば、

・自由になるお金があまりない
・休校の場合、外出が自由ではない

という「不自由さ」が挙げれます。

そのため「たくさん買って食べる」よりも、「普段より食べない」のほうが「手っ取り早い行動」と言えます。

摂食障害(拒食・過食)はココロの病気です。

ココロの辛さを手っ取り早い方法で、埋めようとしてしまいます。
意識的にも、無意識的にも、です。

小中学生の拒食症:「お腹すいていない」は、承認されやすい


自宅で食事をとる場合、このご時世に限らず完璧に一定量を食べているわけではないと思います(年齢問わず、です)。

そのため、

・今、お腹すいていない
・もうちょっと後でいい
・今日はコレいらない

という言葉は、自宅で過ごしている時期は特に受け入れられやすいです。

ご家族のほうも、「通学している時より活動量が減っているしね…」と特に気に留めない場合がほとんどだと思います。

そんな日々が続くうちに、「食べないことがフツー」に近づいていくのかもしれません。

小中学生の拒食症:ご家族が今すぐできる3つの対策


摂食障害専門カウンセラーとしてホント残念に思うのは、

・体重が激減しているのに、家族が気づかなかった
・ガリガリの痩せに陥っているのに、(外出OKの時期は)遊びに連れて行っていた
・食事量・内容を、本人任せにしていた…etc.

という状況が長く続いてしまうご家族が多いことです。

今すぐ、ご家族ができる対策は

(1)お嬢様の裸をみること(可能なら一緒に入浴する、難しい場合はスキンシップで触れる)
(2)休日も含め、自宅で一緒に過ごす時間「ただ一緒に居る」を大切にする
(3)おかしいと思った時に「様子を見る」は厳禁!すぐに受診を。

などが挙げられます。

幼い年齢で拒食症を発症すると、ご家族は大変ショックを受けるかもしれません。

しかし、摂食障害は卒業できる病気です。

幼い頃に発症して早く治れば、その後の学校生活は問題なく送ることができます。

早く気づく
早く対策する
そして早く治す。

これらをスグに実行しましょう!

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