カウンセリングでは、時折、なかなかスゴイなぁと思うご質問をいただくことがあります。
こんにちは。
摂食障害専門カウンセラー中村綾子です。
国家資格・公認心理師です。
摂食障害専門カウンセリングでは、過半数がお母様のみのご相談です。
拒食・過食のお嬢様が心配だからこそ、だとは思いますが…
時折、なかなかスゴイなぁと感じさせるご質問をいただくことがあります。
「娘の摂食障害を治せる自信はありますか?」
このご質問とほぼ同義のご質問としては、
・娘を治せますか?
・先生のところに通ったら、娘は治るんですか?
などでしょうか。
不安でたまらないからこそ、こうした言葉に表れるのでは…と思いますが、こうした考え方そのものが、ちょっと違うと思っています。
摂食障害の回復:依存している限り、回復はない
きっと、摂食障害だけではないと思いますが…
身体の病気でも、「治せる人・治療者」というのは、外科的な手術以外はいらっしゃらないのではないでしょうか。
共に考える
より良い方法を模索する
共に歩む…etc.
といった姿勢こそ、「よき治療者」ではないでしょうか。
特に摂食障害の場合、特効薬はありません。
●●療法と、必ず摂食障害がスグに治るような、魔法の療法もありません。
*摂食障害において、「ちょっと良くなる」ことと「ずっと症状がゼロになること」はまったく別です。
ですから、摂食障害の回復に必要なことは、治療者に依存するのではなく、自分でどうにかしようと取り組む姿勢ではないでしょうか?
少なくとも、私のカウンセリングは、サポート役です。
摂食障害は、心の病気だからこそ、家族で取り組むことが不可欠です
摂食障害は心の病気です。
家族の中で、
・幼いころからの親子の軋轢
・コミュニケーション不足
・言葉の行き違い
・忙し過ぎるスケジュール…etc.
といった様々な事柄の積み重ねが、長年にわたり続いていることが多いようです。
家族間でじっくり考えたりお話しすることも大切ですが、カウンセラーという第三者が関わることで、冷静に物事がみれたり、客観視できるようになったりします。
カウンセリングを通して、ご家族で向き合って話しあう機会が増えたり、話す方法を一緒に練習したりすることが可能です。
そのためにも、カウンセリングを受講されいるのが摂食障害のご本人様でもお母様でも、その他のご家族メンバーの方にもご協力いただくことが必要になります。
摂食障害の卒業に必要なこと
・家族の理解
・年単位で取り組む覚悟
・モチベーション維持
などが挙げられます。
もちろん、カウンセリング料金は決して安いものではありません。
しかし、本来自立している年齢になっても、摂食障害のまま仕事ができない…という状態に陥るよりは、早めにカウンセリングを開始され、20代でお仕事ができるようになったほうがいいのではないでしょうか。
私イチ個人の経験に過ぎませんが…
やはり日本社会は新卒一括採用ですし、「履歴書の空白期間」にいい印象はないようです。
ですから、、、
学生のうちに、それも就職活動を始める前にきちんと「治って働ける心身」を取り戻しておきましょう。
摂食障害のご相談;期間限定でプチ相談も受付中です!
ご家族が今すぐできることは、摂食障害の専門家とつながることではないでしょうか?
当オフィスでは、小学校低学年~20代のお嬢様を持つお母様からご相談いただいています。
拒食症の回復のために、おうちで出来ることを一緒に考えていきませんか?
摂食障害専門カウンセラー中村綾子によるカウンセリングです。
⇒摂食障害プチ相談、5/20まで受付中です!
*お母様のみのカウンセリングが過半数です。
*摂食障害と診断されていない場合や、不登校などでお悩みの場合も、ご相談いただけます。