不登校

【不登校時代】「勉強しなかった」より、勉強できなかった理由


学校休んで勉強していたのでは…と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私の不登校時代、通知表は1と2と3だけでした(5段階の相対評価)。

 

摂食障害専門カウンセラー中村綾子です。

 

不登校シリーズ第3弾です。
今回は不登校と成績について。

 

*冒頭の写真はイメージです。私の時代は「令和」じゃないですから(^^;)

 

私が勉強好きに変わったのは中2ですので、昔はそれほど成績がいいタイプではありませんでした。

不登校になる前、学校の成績はどうだったのか

フツーでした。

 

一応、兄の真似をして公文に行っていましたが…熱心に勉強するタイプでもなく…

 

勉強は好きか嫌いかと言ったら、別にフツー。
単元によっては好きと思えることはあっても、別にフツー。

 

そんな感じでした。小1~小3は。

不登校時代:1と2と3だけの通知表

小4で1学期からいじめられていましたが、2学期に深刻化しそれに伴って欠席が増えていきました。

 

2学期の通知表は

1
2
3

だけでした(*記憶によれば)。

 

当時絶対評価で、5段階評価でした。
つまり「1」とは、下位1割を意味します。これは間違いなく体育でした。(運動はずっとニガテ( ̄▽ ̄;)

不登校時代:勉強できなかったホントの理由

 

不登校時代、時間はあるわけです。
学校に行っていないのですから。

 

でも、勉強できませんでした。

 

より正確に言うなら「勉強する」という行動自体、できませんでした。

 

理由は、精神不安定だから、です。

 

時間を決めて机に向かうとか
文章をじっくり読んで答えるとか

 

そういうことができる精神状態ではなかったのです。

 

もともと勉強はフツーでした。
特別できるほうではなかったですが、特別キライでもありませんでした。

 

しかし、精神状態が超不安定でしたから、「勉強するという行動」ができなかったのです。

実は、摂食障害で上手くいかない人も同じパターンです

集中できない
朝起きれない
片付けできない
挨拶しない…etc.

 

摂食障害の「食以外の症状」のご相談も多いですが…

 

「それらができない精神状態」と言えるのではないでしょうか?

 

それにも関わらず、目先の症状(例えば、「集中できない」)だけを改善しようとしても無理なのです。

 

直すべきなのは目先の症状ではなく、心。
摂食障害の原因を見つけ、解決改善に取り組むことが、唯一の道です。

親のNG発言:「勉強さえできれば、自信が持てたのに」

前述の通り勉強好きに変わったのは中2です。

 

しかし、それよりも早い段階で「目の色を変えて勉強した時期」がありました。
そのきっかけは母の言葉です。

 

「勉強さえできれば、自信が持てたのに」

 

これにより、ハッと目が覚めた感じで急に猛烈に勉強し始めたのです。

 

ちょうど、クラス替えで小5が始まった時でした。
テスト範囲が2週間前に発表されて、テストが実施されるやり方でした。

 

自分で近所の本屋さんに行って、問題集を買ってきて、その問題集からテスト範囲の箇所をチェック。

 

その範囲を、4教科(国数理社者)すべて繰り返し繰り返し繰り返し、やり尽くす、という方法でした。

 

この勉強法は誰かに教わったものではなく、いつの間にかやっていたものでした。

 

覚えるためにカードを作ったり
一覧表にして書き出したり

 

テスト前には朝5時に起きて勉強したり…

 

小学校のテストに向けて、異常ともいえる熱中ぶりでした。

 

結果、100点を連発したり、「長く休んで子とは思えない」と担任の先生に褒められたり…

 

いいこともありましたが、依然としていじめられ続けた日々でした。
ちなみに「異常ともいえる熱中ぶり」の勉強は、小6になると冷めていくのでした。。。

「勉強さえできれば、自信が持てたのに」は、なぜNGなのか?

この発言について、何度も母と話していますし、現在は良くなかったことといして認めていますが…

 

こうした「●●ができれば、自信が持てる」は2つの理由からNGです。

 

(1)条件付きだから
(2)自信は不要だから

 

1つずつ解説します。

 

(1)条件付きだから

 

これは条件付きの愛ですから、「●●ができると愛される」「●●ができないと愛されない」からです。

 

親子の愛情は無条件でなくてはいけません。

 

親から条件付きの愛を提示した時点で、「あ、ホントの自分は愛されていないんだ」と子どもに解釈されがちです。

 

(2)自信は不要だから

 

摂食障害でも、不登校でも、回復することに自信は不要です。

 

自信があるから食べるのではなく、食べたいから食べるのです。
自信があるから学校に行くのではなく、学校に行きたいから行くのです。

 

その順番を取り違えてしまうと、全体の歯車がかみ合わなくなってしまいます。

 

不登校のご相談も、受付中です

当オフィスでは摂食障害だけではなく、不登校/引きこもりについてのご相談も多く承っております。

また9月から不登校が増えやすいタイミングです。

 

夏休み前に、学校でうまく行かなかったり「行きしぶり」があった場合には、これからのことをカウンセリングで話し合っていきませんか?

 

・不登校+摂食障害
・摂食障害のみ
・不登校のみ

 

いずれのご相談も可能です。

 

カウンセラー中村綾子は

 

・国家資格・公認心理師
・摂食障害専門カウンセリング歴10年
・母親カウンセリングの経験多数

です。

 

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