摂食障害:ツライ経験を活かす働き方


【注意!】摂食障害時代の実際のノートです。セロハンテープがそのまま貼ってありますが(笑)。

摂食障害専門カウンセリング・中村綾子です。

⇒11/26(日)オンライン開催:経験者カウンセラーだからこそ、気をつけたいこと

摂食障害に悩んでいる最中から、「両方の気持ち」をずっと抱えていました。

・治った人は、どんな道すじで回復していったのか
・治った後、どこで何をしているのか
・他の患者さんは、日々、どんなことを考えながら、どんなことにイライラしながら過ごしているのか

という「治り方」についての気持ちと、

・誰も分かってくれなかった気持ちを、誰かに伝えたい
・ネット検索しても見つからない、日々の変わり続ける気持ちを事細かに伝えたい
・摂食障害の誤解をなくしたい

という「摂食障害患者としてのリアル」をお伝えしたい気持ちがありました。

摂食障害の終盤、こうした「両方の気持ち」が元々めざしていたカウンセラーという仕事に行きついたのだと思います。

摂食障害:クリニック記録を書いていた理由

摂食障害時代、ずーっと書いていました。

診察の前後だけではなく
日々のモヤモヤ、イライラも。

わかってほしいと訴えても
「何をわかって欲しいのか」が自分でもうまく言葉にできまず

図解したり
書き殴ったり

こうした経験があるからこそ
摂食障害の心を【見える化】するのが得意になれたのだと思います。

【見える化】の1つが、図解です。
YouTube動画でも、図解を取り入れています。

摂食障害に限らず、メンタルで悩んでも「心」は外側から見えません。

外側から見えない「心」を、外側にいる人たちに分かってもらうに二は、自分から工夫が必要なのではないでしょうか。

工夫なくして「誰も分かってくれない」と言っていた過去の私と同じように、工夫をし続けることを忘れていませんか?

摂食障害:ツライ経験を「辛かった」だけで終わらせてはいけない

今、すごくツライ状況にある方も、今まもなく「卒業」という状況にある方にもお伝えしたいことです。

ツライ

治った

だけであれば、「外側の人」は「治ってよかったね」と言ってくれるかもしれません。

しかし、そこで終わりです。

「外側の人」が摂食障害についての理解を深めることもなく、ただなんとなく「終わり」になります。

摂食障害時代の辛さは、「ふつうに食べられない辛さ」以上に、「外側の人に分かってもらえない辛さ」「誤解・偏見を受ける辛さ」が大きいのではないでしょうか?

摂食障害から回復すれば、自分の経験を伝え「ただしい理解を広める」ことに役立てるはずです。

今、ツライ状況の真っ最中にいる方も「辛かった」で終わらせないための取り組みをしていきましょう。

摂食障害:今の辛さを記録しよう


摂食障害(拒食症⇒過食症)と診断された当初から、病院に行くたびに疑問を持っていました。

心の病気なのに、心を診てくれない
・毎回の体重測定で、体重への執着がより一層強くなってしまう。
・普通の食事に悩んでいるのに、栄養剤がプラスされてますます食べられない…etc.

同時に「摂食障害のふつうの診察」が、どんなものなのか分かりませんでした。

フツーの風邪なら、

・喉を診る
・聴診器をあてる
・薬が処方される

といった「診察の流れ」があると思います。

しかし、(当たり前ですが)摂食障害と診断される前に「摂食障害の診察」を受けたことがないので、「摂食障害のふつうの診察」が分かりませんでした。

他の摂食障害の方が、

・どんな診察を受けているのか
・医師から何て言われているのか
・自分がうけている摂食障害の診察は「ふつう」なのか

といったことが知りたくてたまりませんでした。

こうした疑問を抱えていたので、とにかく書いていました。

・通院の前後だけではなく、日々のイライラ/モヤモヤ

・家族でもめたこと

・過食したいきもち

・友達にいわれたこと…etc.

自分で自分の気持ちが分からず、どうしてこんなにイライラするのか、どうして「ふつうの人」が当たり前にできる「食べる」ということが、こんなにも上手くいかないのか…。

辛いからこそ記録してきました。

今、過去の私と同じようにツライ状況にあって、「いつか活かしたい、経験を活かした仕事がしたい」と願うなら、ノートに書き続けることをオススメします。

誰にも見せる必要はありません。
誰かを意識して書く必要もありません。

自分にしか経験できない・表現できない想いは、今しか書けません。

ぜひ、書き続けてみてください。
何年か経過した後、その記録が役立つ日が来ますから。

【11/26(日)オンライン開催】経験者カウンセラーだからこそ、気をつけたいこと

摂食障害の経験を活かして、カウンセラーになりたい。

こうした声、とても多くいただいています。

私自身も自分の経験をもとに、摂食障害専門カウンセラーとして活動して10年が過ぎました。

経験者カウンセリングは、とてもニーズが高い仕事です。
今のツライ経験をいかせる仕事として、オススメです。

経験者カウンセラーとしてできること。
同時に、経験者カウンセラーとしてのリスクも感じてきました。

過去10年以上の経験を踏まえてお伝えします↓↓↓
【11/26(日)オンライン開催】経験者カウンセラーだからこそ、気をつけたいこと

*学んでいただくセミナーなので、今闘病中の方も受講できます。
*摂食障害以外の経験者カウンセラーの方/経験者カウンセラーを目指す方のご参加も歓迎します。

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