開業カウンセラーの趣味時間。プチシューでクリスマスツリーと雪だるま
公認心理師・中村綾子です。
よくいただくご質問に、
・カウンセリングをやっていて自分が落ち込んだりしませんか?
・経験者だと、クライアント様と重なって、辛くなりませんか?
・カウンセリング中に、過去のフラッシュバックが起きませんか?
などがあります。
こうしたご質問に回答する形で、カウンセラーとしての働き方についてお届けします。
過去を思い出しても、病まない理由
過去を思い出すことは多々あります。
実際、このブログにもメルマガにも、摂食障害時代のことを赤裸々に書いていますので、よくも悪くも過去を思い出すことは超頻繁です。
クライアント様とのカウンセリングの中で、自分の経験と重なることは多いですし、経験者だからこそ「ほんとうの共感」ができると思っています。
しかし、思い出すことと、思い出して病んでしまうことは異なります。
思い出しても、病むことはありません。
理由は、
過去と充分向き合って、心の中で腑に落ちているから。
コレが摂食障害専門カウンセリングで「心と向き合おう」と繰り返しお伝えしている理由です。
過去を思い出すことが悪いことではなく、思い出して病んでやりたいことができなくなることが問題なのです。
過去を思い出しても病んでしまわないためにも、
・摂食障害の原因とトコトン向き合う
・言いたいこと・言いたかったことをきちんと伝える
・過去のドロドロした感情を出す
ことを、何年もかけて取り組む必要があります。
これが、唯一の回復の道のりであり、摂食障害の卒業につながる方法だからです。
カウンセリングだけで頭がいっぱいにならないために
正直にお伝えます。
カウンセリング開業して、数年間は、辛くなることが多かったです。
カウンセラーとしても経営者としても未熟だったことも大きく影響していますが、とにかくスケジュールがパンパンに埋まっていたのです。
ありがたいことに、開業1ケ月目から遠方からカウンセリングに通ってくださる方がいらっしゃったり、半年以内に海外在住の方から思い仕込みいただいたり、東京カウンセリングを行ったり…ととても充実していました。
一方で、カウンセリングに追われるような生活になっていたことも否めません。
その時期は、新しいことを考える余裕もなく、目の前のカウンセリングのことだけで精一杯で、いつも頭の中がクライアント様との会話で満タンになっていました。
その後、公認心理師試験やコロナ禍など、必要に迫られた働き方の変化もあり、少しずつ
・新しいことを始める時間(動画教材など)
・趣味時間
・ホテルステイ(日常を離れるため)
などを作り出してきました。
趣味時間を充実させる
*プチシューがツリーと雪だるまの形になっていく過程。
カウンセリングとは「形のない商品」を信頼を基に、ご購入いただく仕事だと考えます。
趣味時間は、単に楽しいだけではなく、
・没頭できる
・形になる
・達成感がうまれる
など、メリットが大きいです。
*チョコペンで顔を書くのも、一発勝負でしたw
昼間つくることもありますが、時には朝早く起きて、貴重なひとり時間を趣味に当てていることも多いです。
カウンセリング時間を変えたタイミング
これまでも、【動画】開業1年目:売上のリアル でもお伝えしていますが…
開業したばかりのころは、当然売上も限られていたので、実家暮らしでした。
開業から2年ちょっと経過したタイミングでひとり暮らしに移りました。
その頃から、カウンセリングを昼間だけの時間帯に限定するようになりました。
ひとり暮らしの「ひとりの時間」がより落ち着いた時間になりました。
週3日に限定して変わったこと
2020年3月から「週3日だけ、働く」というカウンセリング日を金曜日・土曜日・日曜日に限定する働き方に変えました。
開業カウンセラーの「週3日だけ、働く」のノウハウは、動画でもご提供しています。
⇒【動画】週3日だけ、働く(前半)
こうした変化により、
・曜日がわかりやすくなる(以前は、「今日、何曜日!?」ということがよくありました)
・曜日により、仕事がほぼ固定化される(⇒効率的に進む)
・仕事準備のための時間が短縮される(メイク不要の仕事/メイク必要の仕事)
という手応えを感じています。