摂食障害専門カウンセラー中村綾子です。
摂食障害からの回復は、単に「食べられるようになる」ことではなく、「治って働く」ことがゴールです。
その過程で、自立して健康的な食生活をどう続けられるかが新たなテーマになるかもしれません。
私自身、摂食障害を克服してから10年以上、体重や体型を安定させています。
摂食障害の克服後、10年以上ずっと体重体型を維持している理由
1. 摂食障害が治ったこと
私の場合は、拒食症から過食・過食嘔吐に陥り、完全に治るまで7年の年月がかかりました。
その7年間に、転院も10回しましたし、カウンセリング等も受けてきました。
いろんな治療機関にいきましたが、やはり劇的に回復したのは、完全休養のおかげです。
これが、カウンセリングでお伝えしている、摂食障害の原因と向き合い続け、トコトン向き合うことが大事、という基本的な考え方の根底になっています。
摂食障害から卒業して食べることから自由になると、はじめて食事が楽しめるようになります。
2. 自分でつくって自分でたべる習慣
料理は、気分転換の1つであり、幼いころからの趣味です。
食材の選び方や調理法を自分の好みにできるメリットがあります。
*鮭を、まとめてオーブンへ
例えば、鮭を一度に焼いてフレークや夕食のメインに活用するなど、工夫次第で手間を減らしながら栄養バランスを整えることができます。
*右がフレーク用、左が夕飯のメイン用
たとえば、この日の夕食には、ジャガイモや人参、玉ねぎの煮物、鮭、そして味噌汁を用意しました。
芋類が重なってしまった…と後から気づきましたが(笑)、そういうことも時にはアリです。
栄養バランスは大体でOKとしています。
健康的な体重・体型を維持するポイント
太らない身体を作るポイントは、まず第一に心が治ること。
そして、摂食障害を卒業し、「治って働く」を実現することです。
その上で、自分にとっての「快適体重」を見つけていくことではないでしょうか。
他人から「太っていないよ」と言われても受け入れられない場合は、やはり心の問題を抱えている証拠ですから。
快適体重を見つけ、それをムリなく維持していく方法を見つけていくことです。
摂食障害からの回復後の生活や健康的な食生活を、より深く学びたい方へ。
私が企画・収録・編集した「食べても太らない方法60のコツ」動画教材をご用意しました。
60の実践から、自分に合ったものを選び、無理なく始めることができます。
ぜひ学んでみてください。