親とケンカ。過食嘔吐と自傷行為で発散

2020/05/28修正

摂食障害カウンセリング
中村綾子です。

親子が上手くいかない
これはとてもよくあります。

そして、同じくらいよくあるのが、
ご両親の仲が悪いことです。

いつも怒っていたり
いつもケンカしていたり
いつもムスッとしていたり

「今さら、話すことなんて無いですよ」
「お互い、歳だし」

そんな言葉、母親カウンセリングではとてもよくあります。

けれど、そんなご夫婦に心を痛めている子がいることを、
どれほどご存知でしょうか?
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心が痛いから、摂食障害やその他の症状が出ていること、
辞めたくても辞められないことを、分かっているでしょうか?

今回のご質問をご紹介します。

*ブログ回答は、私の個人的な経験とカウンセリング方針に基づいています。
*全ての方に当てはまるとは限りませんので、予めご了承ください。

◆メルマガ読者さんからのご質問◆

私は今休学中なので、親と接する時間が長いです。

その中でよく親と揉めます。
少しでも私が意見をすると父はブチ切れ、
母は私が圧倒されるくらいの勢いで反論してきます。

言いたいことは山ほどあるのに1つでも言ったものなら
その何十倍にもなって返ってきてしんどいので、ぐっと飲み込むようになりました。

その分ストレスも溜まり、時々自傷行為や過食嘔吐で爆発してしまいます。
1人でいるときは涙が止まりません。

ずっと笑って、喧嘩を回避していたら家庭はずっと上手くいくでしょうか。

ご質問をありがとうございます。

ホント辛い状況ですよね。。。

涙が止まらない時は、
ちゃんと泣いてあげてください。

自分の心を守るために
自分の心が浄化されるために

涙にはチカラがあるのだから。

今回は以下の3つから考えていきます。

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1.無理やり笑うことで壊れるもの

2.休学中の「休めていない現実」

3.治療者との3者面談

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1.無理やり笑うことで壊れるもの

あなたが、無理やりでも元気にふるまって
一生懸命、笑っていれば、
家の中は上手くいくかもしれません。

けれど、上手くいくのは、きっと一時的、その場限りではないでしょうか?

同時に、無理やり笑うことで壊れていくものが沢山あると思います。

その1つが、あなたの大切な心です。

心の辛さをムシして
心の訴えに耳を傾けず
顔で笑って
心で泣いて・・・

これでは、あなたの中でバランスが崩れてしまうのです。

私にも同じような経験があります。

摂食障害になるずーっと前、
小学校4年生の時です。

学校でひどいイジメにあっていました。

分かりやすい男子からのイジメが鎮静化した後も、
女子からの仲間外れや「嫌われ者」としての立場が続きました。

その時、本当に嫌われるのが怖くて怖くて
とにかく誰かと友達でいたくて

いつも笑おうとしていました。

楽しくないのに、クスクス笑ってみる
一緒に行きたくないのに、ついて行ってみる

そんなことばかり、ずーっと続けていたら、
ある日、笑えなくなっている自分に気付きました。

楽しいという感情も
嬉しいという気持ちも

自分の中にあるのか、無いのかも分からない。

笑おうとしているのに顔がこわばってしまったり
笑おうとしているのに表情が能面のようだったり

そんな時、本当に恐ろしくなりました。

・・・

こうした経験があるからこそ、
無理やり笑うことのリスクをお伝えしたいのです。

今、あなたの心はきっと笑いたくない、と言っているはずです。

あなたの心を守れるのは
あなたしかいないのです。

それを、どうか忘れないでいてください。

2.休学中の「休めていない現実」

これ、とてもとても多いです。

休学も休職も
退学も退職も
「社会的な休み」ですよね。

けれど、「社会的な休み」が心の休みになっていない方が、
とても多いです。

そして、この状態こそ、
摂食障害の長期化や
休学・休職を繰り返すことになりかねません。

何のために休んでいるのか?
休んでいる時期は、どう過ごすつもりだったのか?

それらを、あなた自身で、もう1度振り返ってみませんか?

3.治療者との3者面談

ご家族に理解がない場合、
摂食障害の回復がとても難しいのは事実です。

残念ながら、あなたの年齢が幼ければ幼いほど、
ご家族の理解の重要性が高いと言えます。

とても難しいことではあると思いますが、
私は、治療者との3者面談(または4者面談)をオススメします。
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あなた
ご家族(父母)
治療者

治療者から、家で大切なことを教えてもらいましょう。
あなたが話す言葉を、ご家族に聴いてもらいましょう。

きっと、治療場面に参加してもらうこと自体、
とても労力にいることだと思います。

けれど、分かってもらえない家族に
どうにか協力してもらうためには、いろんな試みが必要なのです。

1度や2度、面談したからといってご家族が変わることはありません。
根気よく、繰り返し続けてみてくださいね。

もしかしたら、お母様もこんな悩みを抱えているかもしれません。